ざるにめろん

空想家ざるにめろん日々の泡

Caravan Noel 2009 (第3巻)

Caravan Noel といえば、もう一度聞いた人は覚えているだろう
そう、あのアカペラ・コーラス

iora桃 Nona* 伊藤大輔 iora周
名づけて「Caravanコーラス隊」



聞きなれたioraのふたりのツイン・ボーカルも
大ちゃんのソロも
ここではひとつのコーラス・サウンドとして完全に一体となっている

そして、忘れちゃいけないのがNona*ちゃんの存在!

いつもはioraの後ろでガッチリとリズムをキープし
ちょっとした間では、スッと無駄なく入ってくるパーカッションの彼女
山椒はは小粒でピリリと辛いが、Nona*は細身で可憐だが
ioraサウンドにとってなくてはならない要にして弛まぬ動輪…

そんな彼女がコーラス隊では、鳴り物たちを捨て置き
ボーカリストといして内声のハーモニーを
しっかりと支えてくれているのだ

4部合唱では、どうしても外声のソプラノとバスに耳がいってしまう
でも、内声のアルトとテナーがなければ
豊かなハーモニーは生まれない

当たり前といえばあたりまえだが、アカペラともなると
この全員の声のバランスが、結構難しい
ioraと大輔は音楽学校時代、ゴスペルを米国人教師から指導を受けて
それで3人は親しくなったのであった

僕もちょうどXmasの時期に彼らの発表会を聞きに行ったことがある
メインボーカルは大輔で、ものすごい子がいるなぁ…と
驚いたものだった

周はバス…はじっこのほうで呻くような低い声を…でも
それはそれで楽しそうに歌っていた
脇役だってなくてはならない重要な仕事がある…

それを十年後の今でも、しっかと噛みしめるように響かせているのが
このキャラバン・ノエルの魅力…でもある

十年来の友人…そして、iora史の多くを共にした友人…
長くて短いiora音楽史のたくさんのページが
走馬灯のように彼らのコーラスと一体となって宙を舞う

あぁ…音楽って素晴らしい!
アカペラ・コーラスっていいなぁ!!!
人間の声ってなんてあったかくてほんわか気持ちいいんだろう!!!!

このコーラス隊…また、どこかでやってほしいなっ…!

さぁ、いよいよiora The Caravan の登場だ
今回はioraとパ−カッションのNona*とピアノの大山あっちゃんの4人
ioraとしては古くからのメンバーでもあり、懐かしくもある



大所帯では意外とバックに廻ってしまうピアノのあっちゃんも
今回はずんずんメインで弾きまくって重要な役割を演じている!
ピアノ・サウンドもioraの音楽にはとても合う音色だと思う

そして、ピアノと弦楽が一番似合うioraの最も古くて新しいあの曲…
周の初恋を歌った「ピアノ」こそこの日のアンサンブルがふさわしい!
周もギターを置き…桃とボーカルだけで挑み
ピアノとヴァイオリンとチェロが芳醇な香りを満たしてくれる…



盛りだくさんにして色彩あふれる大コラボ・コンサートも
いよいよ大団円を迎える

休憩もなく、MCもない2時間もの長時間だったが
まったく間延びすることもなく、退屈することもなかった
いや、それどころか…
えー!?もう、終わりぃ〜?!
…と残念無念の気持ちさえ湧き起こる

最後は、全員が参加しての演奏で
ジョン・レノンの「ハッピー・クリスマス」



あのジョンのコード・ワークのギターは大熊氏に任せ
周は大輔と桃の三人でボーカル

さらに…War is over,If you want it,Now…のフレーズは
客席も一体となって、大合唱!!!

僕も70年代に戻って、大声を張り上げてしまうのであった…(^O^)/



おや?

あれれ…Marくん!…こんなところに!
今回、PAマンとして見えないところで大活躍だったのは
ベースマンにしてエンジニアのMarくんだった!

【2009/12/13 15:13】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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Caravan Noel 2009 (第2巻)



ステージには総勢9人のミュージシャンが勢ぞろいして
全員の演奏が始まった

伊藤大輔のボーカル

iora(桃&周)、パーカッションのNona*、ピアノの大山あつお

そして尺八の熊本圭吾、フラメンコ・ギターの大熊功…OSO

ヴァイオリンの戸上眞里、チェロの渡邊辰紀…BALLMOON

なんと多彩な顔ぶれだろう!

おそらく、こんな組み合わせの演奏は滅多に…いや
世界初(?)かも…

全員が演奏する中で歌うioraと大輔も気持ちよさそうだ

バック・スクリーンには、刻々と変化する映像が音楽と共に動いていく
耳にも目にも楽しめる…
これぞ、ここでしか味わえないイヴェント

ライヴでは曲間に 出演者がいろいろとおしゃべりするが
今回はホールでのコンサートらしく
出演者が変わっても、そのまま音楽だけで進行していった

もうすっかりおなじみになった伊藤大輔のヴォイス・ソロが
会場を異空間へ連れ出していってくれる…

ループ・ディレイを使った即興による一人多重ボーカル
昨年のNoelでも披露した技だが
今年はとても丁寧に…力強く…重なっていく声も広がりを感じた

彼のボーカルは幅広い
ジャズのニュアンスあり、ポップスの親しみやすさあり
そして何よりも声自体が美しくて温かい

ボンヤリと背景の揺らめく絵を見ながら聞いていると
様々な声は、大空に浮かぶ雲がゆったりと変化しながら
泳いでいくような…そんな幻想を想ってしまった

彼が風のような音を発し、新しい空気を呼びこむと
尺八を吹くくまさんが現れた

おっと!
くまさんの邦楽にとらわれないフリー・ミュージックが
大輔のミラクル・ヴォイスと見事な掛け合いとなって
声と尺八のセッションが…

やってくれたね!
こういったフリー・ミュージックが僕は期待していた
キャラバンならではの組み合わせ!

大輔はしだいに音そのものの存在感を遊び
時に琴のような声で場を愉しませ…
さらに声だけでなく、太鼓や邦楽の「間」を想わせる絶妙な打音を
椅子を使った床音までパーカッションとして打ち鳴らす!

やんややんや!

尺八の本格的なソロも素晴らしい
くまさんは、本当は邦楽家なのだとあらためて聞き入る…
さらに…彼の大切な相棒…大熊功の登場

尺八とフラメンコギターというと異色だが
彼らの手にかかると、不思議とこれくらい合う組み合わせもないと思う

曲によってはギターは琴となり
尺八はリコーダーやケーナにも似て聞こえる
アランフェス協奏曲を主題としたチック・コリアの「スペイン」も
今回はしっかりと板についた定番曲として楽しめた

フラメンコギターの本来のギターソロはさすがと言う他はない演奏
卓越したテクニックに支えられたプレイに
日ごろフラメンコに触れる機会もない人たちも
こういった場で、しばしその魅力を堪能できたんじゃないかと思った

OSOの演奏は今年何度か聞いてきたが
今日はさらにヴァイオリンとチェロが加わるのも嬉しい



フラメンコギターとヴァイオリン&チェロが激しく呼応する曲は…
えーと、えーと…あの浅田真央も使った「チャルダッシュ」!?

ヴァイオリンもすごいが、チェロの生音は会場を揺さぶるほどの迫力
クラシックとフラメンコの技巧を積み上げた彼らにしか成し得ない演奏
技もすごいが、それを忘れるほどの楽しい興奮!

そして、今回初めてのユニット演奏であるBALLMOON
後でチェロのタッキーさんに聞いたところによると
二人の演奏した曲は、ヘンデルのパッサカリアを
ヴァイオリンとチェロのために編曲したものだった

ヘンデルはバッハと同い年だが、かなり親しみやすいメロディーで
誰もがクラシックとはいえ、しばし癒しの時を堪能できたと思われた

ヴァイオリンの眞里さんはとても可憐な可愛い女性だが
いざステージで演奏する姿を見ていると、とても大きな存在を感じる
楽器の大きさからいってもチェロはさらに数倍あるのだが
ヴァイオリンの豊かさと音量は会場いっぱいに広がってゆく気がする
そしてチェロの豪快でつややかな音色も深く心の芯に沁みわたる

僕も妻もチェロが大好きなので、タッキーさんの演奏は
どんな御馳走よりも嬉しかった

BALLMOONにioraが参加して
また今までにないioraのサウンドが繰り広げられた
こうしていろいろなジャンルの音楽が続いた後で
ioraのオリジナル曲がヴァイオリン&チェロとジョイントすると
なんだかまた新しい音楽のようで、とても新鮮だ

「蒼き街ジョドプール」となれば、CDでのあのアレンジかなと思いきや
いや…チェロがぐいぐいと入ってくるところはCDにはなかったはず!
こんな4人編成も素敵じゃないか!

ioraの歌声も、いつになく充実した響きで
弦楽のサウンドにうまく溶け合っていたと思う
いやぁ…大人になったなぁ…!


【2009/12/13 12:44】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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Caravan Noel 2009 (第1巻)

冬の到来と共に
夜の街ではクリスマスのイルミネーションが
目立つようになってきた

年々クリスマスにちなんだ企画は
様々な工夫を凝らし
人々の夢を煽る

ああ またクリスマスだなぁ…
子供たちも大人になり 
歳をとると、こういった催しなど縁遠くなる

ただ 寒空に また歳を重ねるのかと
枯葉舞う夜道を
淋しく歩く…

だが

そんな僕の心を温めてくれるひとときが
12月12日にはあった

昨年から始まったiora Tne Caravan のクリスマス・コンサート
「Caravan Noel」

一度聞いたものは二度聞きたくなる

いざ その日がやってくると
いろいろと昨年の記憶が蘇って…
たぶん…こんな感じで…あんな曲が…そんな風に…

空想癖の僕は、いつものように頭の中でイヴェントを
あれやこれやと想い描いてしまっていた

ところが…

意外なところで、その予感をくつがえしてくれたことが
僕には素敵な快感となった…!

そうだ…そうでなくっちゃ…!

「音楽」の最大の魅力は繰り返し現れる安心感のメインテーマと
これをひっくりかえす異化作用の刺激が何よりも大切…

そのどちらも 彼らは忘れずに用意してくれた!!

今回も音楽だけではなく
ステージを美しく飾るのは、大島エレク総業の心地よい照明具たち
そして、舞台背景のホリゾントにはすでに映像が映し出されていた

この立体感溢れる「Caravan Noel」の文字がクローズアップされると
その至る所に出演者たちのシルエットが、ちゃあんと居る!



ファンにはおなじみになった彼らの影から
もう僕らの心には彼らの音が聞こえてくるような気さえする

場内アナウンスが流れ…
演奏中の携帯や禁煙についてのマナーが…

…あれ?…客席からはあちこちで笑い声が起こる…
あああ…桃!
アナウンスは桃の声だった

iora The Caravanからお越しの周様…と
奇妙な出演者のお呼び出しがあるかと思いきや…
コンサートは始まった

【2009/12/13 11:10】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ビスコ

子供にとってお菓子は、最高の楽しみ
僕がこどものころは、駄菓子屋で10円あれば楽しめた
5円のお菓子も、なめると文字が出てくるクジもあった

でも、僕にとって一番の楽しみは
自動販売機で買うお菓子だった

自販機など、今ではどこにでもあるが
缶入りドリンクの自販機があちこちに登場したのは
昭和40年代からで、僕が子供のころは田舎だったこともあって
まだまだ珍しかった

近所に1台だけあったお菓子の自販機は
10円入れて、大きなハンドルをガチャンとおろすと
なんのお菓子が出てくるかわからないという代物

損をすることもあるギャンブルまがいの機械なので
母は一人で買っちゃいけませんと、いつも言っていた

だけど、子供にとっちゃこれくらいおもしろいものはない
お金をいれなくても、ガチャガチャいじり回すだけでも
楽しいのだ

そのせいか、いろんな子がさんざんさわるので
よく故障していた

故障していると、おじさんが中を開けているので
内部の機械がどうなっているか見られるので
これもまた僕らにとっちゃ楽しい

この自販機で、ごくごくたまに「ビスコ」の箱が出てくることがあった

「うわー!ビスコ!!」

これくらい嬉しいことは、めったになかった

たいがいは10円以下のおいしくもないお菓子が出てくる
しかし、僕にとって「ビスコ」は最高のお菓子だった

だいたい子供のころから甘党ではなかったから
甘ったるいものは好きじゃなかった

チョコもキャラメルも嫌いじゃないけど
好物ではない

グリコはおまけだけが楽しくて買ってもらったが
全部は食べなかったし、サイコロキャラメルもサイコロの箱が欲しいだけ…
不二家のミルクキャラメルは、ペコちゃんの箱だけがおもしろかったが
ベタベタしておいしいとは思わなかった

だが、だが…しかし、されど、やっぱり!
「ビスコ」は心底好きなお菓子だったのだ!!

大人になっても忘れられず
「ビスコ」と「かっぱえびせん」だけは捨てがたい

桃ちゃんが誕生日にプレゼントをくれるのだが
ちゃ〜んと「ビスコ」も入れてくれているのが嬉しい!
なんて気のきく嫁なんだろうか!!!

妻にビスコをときどき買ってきてもらうが
なんと!…今では缶入りがあるではないか…!

おお! わが「ビスコ」

【2009/12/06 17:44】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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雨の日の小市民的考察

雨の日 いつも考える…
そういえば、傘って基本的に変わらないなぁ
だって、手で持って濡れるのを防ぐ道具だけど
これだけいろんな物が進歩してるのに
傘は傘のままだ

子供のころ…昭和30年代
未来の服は全身ボディスーツで
うちに帰ると、簡単に破いて捨て…
雨の日は透明なバリヤーで濡れずに出かけられる

そんな話を読んだ記憶がある
あのころは、大人になるころには輝く未来がある!
…と、夢見ていた

空を飛ぶエアーカー、空間移動…
だけど、いつまでたっても そんな未来は
いつまでも遠い未来のままだ

息子の描いた未来の絵も
似たようなボディスーツにエアーカーがあったので
笑ってしまったっけ…

携帯電話にコンピュータにデジタル機器は進歩したけど
傘はワンタッチで開くジャンプ傘ができたくらい

そんなことを考えながら、駅に着いた
電車に乗るには、濡れた傘が邪魔になる

満員電車では、濡れた傘をほかの人にくっつけないように
自分自身も邪魔にならないように持つのが
けっこう難しい

30年以上も通勤していると
少しは知恵がつく

まず
傘は折り畳み傘にする
それもワンタッチでカバンに入るもの

カバンは弁当とお茶と傘が入る大きさの
赤瀬川原平が「小市民バッグ」と命名したショルダーバッグ

さて、濡れた傘をどうするか…
手に持ったままだと
片手が使えなくなる

かと言って、濡れたままじゃ
カバンには仕舞えない

ビニール袋だ!!
それも水漏れしない…傘の入る大きさのもの
もちろん安いものであるべきだ

そこで40センチのビニール袋を用意して
傘が濡れたら、袋に入れてカバンにしまう
これは楽チン!

長年電車生活…いや通勤生活をしているが
ビニール袋に入れている人を見たことがない
こんなにいい方法があるのに…

…と、考えているうちに
もう着いた

なぁんて…
そんな近けりゃいいんだが…

【2009/12/06 00:09】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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iora&Tahnyaの杏奴ライヴ

Cafe杏奴でのioraライヴも8回目
昨年は3回だったのに、今年は4回も!
そして、共演者にも数多く恵まれました

今回の共演者はTahnya(ターニャ)



ioraは友だちを作るのが大好き
そんな彼らは昔から気の合うミュージシャンと共演してきましたね

僕がTahnyaを初めて知ったのも、2005年からioraが
自主企画・総合演出したコラボ・ライヴである
「ありったけのひととき」(お茶の水KAKADO)の
三回目「ありったけ三昧」にTahanyaが参加して
歌ったのを聞きに行ったときでした

さて、ここでちょっと説明します
「ありったけ…」といっても
2008年から渋谷JZでやっている「ありったけ…」の話ではないんですね

このiora企画の「ありったけ…」ライヴのチラシの写真を撮影するために
初めて入った喫茶店が、なんと…Cafe杏奴だったのでした

まぁなんと不思議なことでしょうか
ioraは2000年から下落合に住んでいたし、杏奴も2000年から開店したのに
この「ありったけ…」チラシ写真撮影までお互いに知らなかったんですからねぇ

そんなこともあり…懐かしく、2006年のターニャが写っている杏奴のチラシを
もう一度見たりして…やっぱり平田くんはカワイイなぁと思ったのでした

そうしたら、ioraもライヴで似たようなことを言ったので
笑っちゃいましたね

「初めてTahnyaを見たとき、平田さんは女の子だと思って…
しゃべる声を聞くまでわからなかったんですよね」

今もぽちゃっとした可愛いベビーフェースだけど
もっと若いころは…写真だとほんとにぽちゃぽちゃした女の子ってカンジでしたね

ioraとTahnyaは2008年から毎年
年に一度、「ツフムカとヤカチヒルカの夜」という
コラボ・ライヴをずっとやってきているのでしたね
それの番外編…名づけて「杏奴deツフヤカ」というわけなのです

さらに平田くんは、2008年8月…ioraの杏奴ライヴでのサポートギターとして
アコギでリードギターを弾いてくれましたね

そして、渋谷JZでの「ありったけ…」でも2009年3月「BLANCO」以来
iora The Caravanのリードギターとして
エレキ・ギターまでギンギンに弾いたり…
また最近のioraアルバムでも、沖縄キャラバンでも大活躍だった彼の存在は
もうioraにとってなくてはならないギタリストになってしまいました

ターニャはナヲさんの美しくもたおやかなゆったりとしたボーカルと
ハイテクニックで迫るギター好きのためのギター弾き…平田くんの
独特な音楽を追及する男女ユニット

最近では男女ユニットも珍しくはなくなってきましたが
ターニャには、ほかにはない静かな張りつめた美しさがあるのです

ナヲさんの独特な凛としたゆるやかなボーカルの音世界は
例えて言えば…
凍てついた風景…
時間の止まった湖の絵ハガキ…
うーん…言葉で言うのは虚しいほど、素晴らしい音楽なんです

そして、ハイテンションによるコードを駆使する平田君のギターサウンドも
うまく溶け合っていて…これはほんとに稀有なユニットだなぁと
ボンヤリ想いに耽るひとときを味わってしまいました

このユニットでの平田君は、ioraのギタリストでの彼とは
また一味違います

そこが、平田君のいいところで、こんなに器用でなんでも弾けちゃうのに
抑えるところは抑えてバックにまわり…いざガンガンいってほしいところでは
ちゃあんと弾きまくるんですから…ioraが惚れ込むのもわかるというものですね

ナヲさんの弾く小さなかわいい鉄琴も効果的でした
口笛やら、平田君の…それこそ女の子のようなファルセットバックコーラスも
雨上がりの爽やかな光の中を散歩するときみたいに
小さな幸せを感じさせてくれました

さらに仲良しだからできるioraとの4人編成での演奏には
ナヲさんのボーカルでioraの「ブランコブランカ」を歌ってくれたのには
ちょっとびっくりしましたね



桃ちゃんは歌わずにフルートを吹きまくり…
周は後ろでヴォイス・パーカッション(実は夜の部のみ!)…と
おもしろいバック・ミュージシャンのioraも聞けました

ナヲさんのiora曲の挑戦は、「星空のキャラバン」も独特でした
乗り遅れた終電車なんてなくったって、歩いて帰ればいいじゃん!
…と、元気よく歌うのがioraであるなら…
しみじみと…切々と…大丈夫よ…と、癒してくれるTahnya版とでも言えるでしょうか

「うん、そうだねぇ」と、ボーッと夜空を眺めるTahnyaの演奏にも
また別な歌として聞こえるんだなぁって、思いました

後半のioraは、最近のioraライヴとはまったく違った曲目で
何度も足を運んで下さるioraファンにとっても
充分に楽しめたのではないでしょうか



それは、昔ioraがまだokuraとして歌っていたころの曲で
おなじみだけど、久しぶりの「エレンディラ」から始まり
アルバム化していない「ダニエル」「キャリー・バード」
そして「リズム」「ライジング・サン」「絵本の中、ネオンの中」など
懐かしいけど、ioraらしい曲ばかりだったのです

ioraは2005年以前、okura時代にもいい曲をたくさん書きましたが
CD化してないものも多いんですね

特に僕が好きなのは、「キャリー・バード」で
これはデモ用に録音した音源をiPodでよく聞いています

この時期、クリスマスも近いということで
ioraのクリスマスソング…「君の瞳にサンタクロース」も
ひさしぶりに聴いて楽しめました

そして、杏奴ならではの定番のラストテーマは
やっぱり「Cafe杏奴のテーマ」です

毎回、コラボするミュージシャンによって
素敵にアレンジの変わるのも魅力のひとつ

今回はioraに、平田くんのギターもたっぷりと入り
ナヲさんの鉄琴もこの曲を引き立てていました
あ…もちろん、杏奴ママのドアチャイムによるパーカッションも
なくてはならないものでしたね

今回のライヴは、ターニャの人柄もこの杏奴のほっこりとした空間に
まさにふさわしいものだったような気がします

キャラバン・メンバーのNona*ちゃん、Marくん、熊本さん
さらに大熊さんは奥様と愛娘のあきちゃんと一緒にお客様として
来て下さったのも嬉しかったですね

このライヴでは、妻はビーフシチューを作りましたが
これは大好評で、夜の部では途中で売り切れてしまい
大変ご迷惑をおかけしました

今回、自宅から鍋を抱えて持って来たのですが
今度からは、ioraのキッチンで泊まりがけで
もっとたくさん作りたいと言っておりますので
よろしくお願いします

素人料理人やら、自称マスターやら不手際によって
いろいろお客様に不愉快な思いをさせてしまったのでは?
…と、今さらながら反省しておりますが…

また、来年もiora杏奴ライヴに
ぜひお越し下さい……ねっ

【2009/11/29 18:24】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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くさい芝居にゃフタをしたい

ブログは誰が読むかわからないから
あまり悪口は書きたくない

自分が嫌いだからといって
ケチをつければ、好きな人にとっては不愉快だろう

だけど、どうしても気になることがあるので
名前は出さずに書いてしまいます

それは、内容がとても深くて
僕にとっては欠かさず見たい番組

ひとつは
NHK教育の「美の壺」

これは美術番組でもこぼれてしまうようなモノを
うまくピックアップして
深く、幅広い見地から考察しているので
とても満足いく番組

…と言いたいところだが
最悪なのは、わざとらしい演技で
ぶち壊しにしている独り芝居が挿入されているところだ

まだ、以前のじいさん役はよかった
ヘタなのだが、ヘタなりにまだ気にならずに見れたのだが
今の役者には閉口する

黙っていれば、元モデルなのでカッコイイのだが
演技すると、うっとおしい…
まさに…くさい演技の見本

もうひとつは
やはりNHKの「クラシックミステリー・名曲探偵アマデウス」

これは音楽番組では珍しく、楽曲解説が詳しいことが素晴らしい
音楽番組でいつも不満なのは
曲そのものについて…フレーズの動き…和声(コード)…展開など
音の問題を解説することが、きわめて少ないことだった

ほとんどが、文学的な感想…作曲家や演奏家の人生や性格
そういった外堀ばかりをほじくる解説がいかに多いか

これは音楽評論すべてがそうなのだが
ジャズやロックでも、具体的に音楽を解説している評論家はあまりいない

ところが、この番組では音楽大学の先生が
ピアノを弾きながら、譜面を分析して内容を語ってくれる

僕にとってはものすごい御馳走なのだ

だが
残念なのは、名曲探偵とやらが登場して
めちゃくちゃにくさいドラマをやってくれる…!

人気俳優だから、好きな人も多いんだろうが
これはひどい

しかし、よくよく考えてみると
これは脚本と演出がわざとやっているんだろうなと
思うしかなくなってきた

アニメならわかる演技なんだなぁ
…そう思って
そうか!…そうかと理解した

マンガからドラマ化したものがヒットする時代だから
演出家はそれをあえて狙ってやることで
若者の視聴率を稼ごうというのかもしれない

だとしたら、僕には迷惑な話です

でも、わざとらしいコントで爆笑している今の若い世代は
「くさい」くらいの演技のほうがおいしいんだろうか

味付けのうすい手料理より
こってりとした味のお店に行列する時代だからね

【2009/11/23 11:46】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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電話今昔物語

幼いころの幽かな記憶…

父のいない夜
母に手をひかれ
出かけて行く

そのとき 母は決まってこう言っていた
「れいめいりょうに行こ!」

そこにある機械に向かって
母は黒い棒を耳に当てると
ふだん聞きなれない言葉で話した

それはそれは退屈な眠い時間

「れいめいりょう」というのは
電話のことだと思っていたが
しだいに、電話をする所だとわかってきた

あのころ電話は少なく
遠い故郷の姉妹に電話するために
母は会社の独身寮「黎明寮」まで
電話を借りに行っていたのだ

岩手から嫁に来て
関西弁に囲まれた毎日…
母にとっては、故郷に電話するのが
唯一の楽しみだったのかもしれないと
今になって思う

幼稚園児のころ
勤務中の父に電話するため
近所のお店に電話を借りに行ったことがあった

母は用件がすむと、僕に受話器をわたして
父と話しなさいと言った

「おとうちゃん」と呼ぶと
「おう!」と父の声が聞こえた

これが僕の「電話初体験」
結婚して実家に電話すると
オヤジはいつも
「おう!」

変わらないなぁといつも思っていた

仕事から帰るときは、毎日「帰るコール」していた

次男が生まれて…三か月ころだったかな
いつものようにうちに電話すると
3歳の長男が初めて出た

「あれ?おかあさんは?」
「いまね、おかいものに行ってる」

「えー!? ひとりでるすばんか?」
一瞬…心配になった

「ううん…しゅうくんとふたり!」
二人ったって…
周は赤ん坊じゃないか!

帰りの電車では…もう心配で心配で…ドキドキだった

ようやくうちに着くと、開口一番
女房に言った

「ダメじゃん!子供を置き去りにしたら!」
「だって、ほんのちょっとだもん…
 二人連れて行ってたら
 夕飯のしたく遅くなっちゃうし…」

子供は大人が電話するのを見て
すぐにマネをする

次男の周は電話が大好きだった

おばあちゃんに買ってもらった電話つきのおもちゃの車に乗って
いつまでも…いつまでも長電話…
いや、独り芝居

話し出したら、止まらない
それは、今でも変わらない

いたるところで携帯を持つ人が
絶えず誰かに向って話している時代
電話を借りに出かけたころから思うと
ずいぶん変わった

【2009/11/22 23:29】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ミトコンドリア

NHK教育で毎週金曜夜7時からやっている番組「サイエンスゼロ」

録画しておいて後でみるのだが、内容によっては寝ちゃうこともある 

でも、「ミトコンドリア」はおもしろくて寝なかった
だって、僕らのからだは60兆もの細胞からできているというだけでも
すんごいなぁって、感動してしまうのに…

ミトコンドリアはその細胞の中に1こから1000こくらいいるっていうんだ
うっひゃぁ〜って思わない?

うじゃうじゃ…もにょもにょ…なんだか動いてる!
中には、他のヤツとくっついて合体したり…
忙しいこっちゃ…

もともとこのミトコンドリアはどっかから細胞に寄生した細菌なんだけど
いつのまにか、すべての生物にとって必要な存在になったんだとか…
不思議だけど、いまだによくわからないんだね

前にも、このミトコンドリアのDNAが独自の遺伝子を持ち続けるので
それをたどっていけば、遠い祖先がどこからやってきたかまで
わかるっていう話は、ブログにも書きましたね

今回は、ミトコンドリアはエネルギーのもとになるATPを作るという話

わかりやすく言うと、細胞の中のミトコンドリアが多いほど元気だってこと

ストレスがあるとミトコンドリアは活性酸素をたくさん出して
ミトコンドリア自体が傷つき、数が減ってしまって病気になってしまう

逆にウォーキングで汗をかいたり、日常の中で意識して全身を使うだけでも
必要なエネルギーをつくり出そうとしてミトコンドリアの量も増え
健康になるんだってさ

だから、1こから1000こなんだなぁ
1こじゃ少な過ぎ!
1000こもあったら元気いっぱい!

みとこんさん! すごいじゃん!

そんな話を女房としているうちに…

でも、細胞って不思議だねぇ…
だって、最初は1この受精卵だったのに…
どんどん分裂して…
おれは目になろう!…私は唇よ!…わしは足じゃ!…

ものすごいスピードで、全身を作っちゃうんだからねぇ!!

う〜〜ん!

こうして、また宇宙から体から生物の不思議ふしぎを語り合ったのでした

【2009/11/21 17:24】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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山ってのぼるだけ?

枯葉舞う秋
いよいよ冬が押し寄せて来る

色とりどりの落ち葉を踏みしめながら
子供たちと秋の山道を歩いたころを
想い出す

周が1歳のとき
京王線の百草園…そのちょっとした小山の頂上付近に引っ越しした

うちの周りはどこも坂道
だから周の故郷は坂道なんだ

ioraの「ピアノ」という歌には「坂道」というフレーズがあるし
okura時代の歌にも「坂道」というタイトルがあったっけ

お兄ちゃんの通う保育園の送り迎えのとき
毎日坂道を登り降りして
道すがら…いつも途中で泣きべそをかいた

「足が痛いよぉ…歩けないよう…」
「じゃあ、泣いてなさい! 置いていくからね!…バイバーイ」
「待ってぇ!」

泣きながらも、結局は歩いて…そうやって強くなった

近所のお宅では、たいがい車を買って送り迎えした
「車に乗るとダメね…子供が歩かなくなっちゃう」

車がないから、うちの子は歩くのが平気になったとも言える…かな

周が2歳のとき
高尾山へ家族で登った
これが周の初登山

高尾山は子供でも登れる
だから、保育園でも小学校でも
遠足といえば高尾山

でも、とっとことっとこ 小さな子が休むことなく登っていく姿は
周りの大人たちの注目の的になった

「えらいねぇ!」

ようやく頂上にたどり着いて、弁当を食べると
周が言った

「ねぇ…山って…登るだけ?」

子供は常に何かおもしろいことがあるかと期待している

「そうだよ…だけど、山には山にしかないものがいっぱいあるんだよ」
「え?…なに?なに? どこ?どこ?」
「探してみな! なぁにがあるかな?」

「あっ…こんなきれいな葉っぱあるよ! こっちにも!」

子供はすぐに宝の山にわくわくする

やがて陽が傾き
美しい夕日が 大空を真っ赤に染める

「きれいだねぇ! こんな夕日はここにしかないよ」
「うん」

「おなかすいたね 帰ろうか」
「うん」

なんでもない一日が過ぎ
やがて子供たちは 僕らをのりこえていく

また秋の夕暮れがやってきた
彼らは、あの日を覚えているだろうか…

【2009/11/18 22:32】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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武家屋敷のブラタモリ

NHK木曜夜10時「ブラタモリ」
こういう番組が嬉しいなぁ

27年前、タモリの人気絶頂期に始まった「タモリ倶楽部」を
パクッたような番組だが
無理やりマニアックなオタクの内輪ネタで笑わせようとするところがない

わかりやすく、歴史や文化を専門家もまじえて解説しながらも
それでいてタモリ独特の趣味的な視点から発掘していく切り口が
ほかのNHK教養番組にありがちな退屈さから救っている

そして、民放の知的興味番組のような大げさな馬鹿騒ぎや
多すぎる出演者がいないのもいい!

毎回、内容が深いのでその都度書けばいいのだが
録っておいて日曜にまとめて見ているうちに
書くヒマもなくなっていくのが現状…

だが、今回(11月19日放送)の「三田・麻布」は
個人的にも非常におもしろかったので
書いちゃうというわけなのだ

外国大使館のうち3分の1が集中しているのが
この三田・麻布なんだそうで
まずは、イタリア大使館へ向かう

ここで驚いたのは、広大な日本庭園!
しかも、イタリア人のために作ったのではない
江戸時代に作られた武家屋敷の庭だったのだ

そう、そう!
…そういえば以前読んだ江戸時代の本でも
江戸は参勤交代のため江戸に住まわせられていた各地の大名の御屋敷が
数多くあって…

しかも、江戸城に近い上屋敷
さらに控えの別宅として引退したじいさんや跡継ぎの息子たち家族の中屋敷
さらにさらに郊外にはハンティングなど外遊びをするための
広〜〜い敷地の下屋敷まであったというのだから驚く

さて、このイタリア大使館は元「伊予松山藩久松家の中屋敷」で
ちょっとした小山あり、池あり、橋ありという
散策するのも楽しい「回遊式庭園」

奥には赤穂浪士の碑まで残っていたり…

お庭には百一匹わんちゃんのダルメシアンが
たった1匹!
放し飼いになっていて
うらやましいくらいのびのびと走り回っていた

武家屋敷は明治になって、大名たちが故郷に帰り
特に反政府的な藩の武家屋敷はことごとく没収され
その広い敷地を利用して、官庁・軍部施設や学校など公共施設になった

例えば
加賀藩前田家の上屋敷は東大
島原藩松平家の下屋敷は慶応大
西条藩松平家の上屋敷は青山学院大
尾張藩徳川家の拝領屋敷は上智大などなど…

名だたる庭園は、そのままの形で残され
水戸藩の上屋敷は小石川後楽園
高遠藩(長野県)の下屋敷は新宿御苑
郡山藩の下屋敷は六義園
薩摩藩の下屋敷は八芳園
盛岡藩の下屋敷は有栖川宮記念公園
尾張藩の下屋敷は戸山公園

そして、あの家賃滞納でふんぞり返っているアメリカ大使館は
牛久藩(茨城県)の上屋敷

ほかにも明治神宮はわが生まれ故郷の彦根藩井伊家の下屋敷
六本木ヒルズは長州藩毛利家の上屋敷
汐留シオサイトは仙台藩伊達家上屋敷

こうやって調べていくと大都会東京が意外と緑が多いのも
江戸時代の武士の趣味が良かったせいかなぁと
つくづく想ってしまう…

武士と言ったって、250年以上も戦はなく
実務はほとんどなかったという退屈な身分

あるのは上司や同僚、そして部下たちとの人間関係
狭い世間にうんざりして、庭園でしばしボンヤリと心の洗濯
…そんな江戸時代を夢想してしまう

引用が長過ぎたが
番組では、「がま池伝説」で有名な巨大なガマガエルが生息していた池を
探すことになった

ガマ池伝説とは…
池にいた大きなガマガエルを退治しようと主人が考えていた時
周囲で大きな火事があった
巨大がまは、大量の水を吸ってお屋敷を火事から守ったというお話

昔から近年まで、このあたりにはガマガエルがたくさんいたと
街の人は言う

麻布の街を聞き歩いていくうちに
大きなマンションの入口にガマの彫像が!
なんと、そのマンションの中庭に池は残っていたのだ

なんでも、旗本で備中領主・山崎主税助治正の屋敷は
明治維新に没収され、渡辺国武子爵の所有となった

当初は池だけで500坪あったというから驚く!

その後、周囲は発展し昭和8年には池もかなりが埋められて
やがてビルが林立…

近年、所有者が古くなったマンションを立て直すことになったのだが
ここで美しい池を埋めないよう反対運動を起こしたのは
日本に住む外国人だった…!

その熱意に近隣の日本人も動かされ、池を囲むようにマンションは建てられた

その池を見るには、住んでいる人のお宅にお邪魔しなければならない
…というわけで、タモリらはガマ池を窓から見るために
マンションに住む外国人(…またしても!)夫婦のお部屋から
しばし江戸風情の池を拝見させてもらったのだった

…うーん…
なんでも欧米化(!)の生活に
あたりまえのように慣れてしまっている僕ら現代日本人より
外国人のほうがよっぽど古き日本を大切に考えているのかもしれない

…時代の流れだから「しようがない」と
どんどん新しいものや外国の珍しいものばかり追い求めていく日本人は
いったいなんなのだろう

そう考えないわけにはいかなかった

【2009/11/15 13:02】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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家でやろう

地下鉄のマナーポスター
「家でやろう」
これを敢えて「電車でやろう」とする人がいますね

もう今や、毎日見る光景の筆頭は…
「電車でお化粧」

小さな鏡さえあれば、怖いものなし
鏡よ、鏡よ、鏡さん…私以外はいないことにしてね
…とでも思っているのか…

先日もしっかり濡れた髪で乗り込み
ブラシで髪をとくところから始まって…
スッピンから念入りにこってりとお化粧が延々とつづく

つけまつ毛…アイシャドウ…口紅…
いやはや…御苦労さま!
ずいぶんと変身できましたねぇ

またあるときは、女子高生が二人でお互いに鏡を見せあって
目の周りを黒々と塗るのを目撃したときは…
ちょっと吹き出しそうになりました
…そこまで塗ったら…タヌキ!?(@_@)

「電車で着替え」もありました

ルーズソックスが流行ったころだから…だいぶ前
女子高生が靴下を脱いで、ルーズソックスにはき替えていたのは
なんどか見ました

さらにすごいのは
なんとパンストをズルズルと下から引っ張って脱ぎだして
新しいのにはき替えている若い女性には驚かされました!!

これ…ラジオでも見たというハガキを読む放送があり
…ああ、けっこういるんだなぁ…と呆れましたね

それから…若き女性がミニスカートをパッとめくるので
何事!?…と目がテンになったら
その下にはいてたショートパンツをずり上げたんです!

ま…まぁ…下がったのが気持ち悪かったんでしょうが…

「電車で携帯」する人も少なくはなりましたが…

これは若い人より中高年が多いんですよね
先日もお着物姿のお上品なおばさまが、えんえんと長電話!!
…お…おばちゃん!!

しかも、終わったと思ったら…また、ほかにかける!

こうして思い出すと、圧倒的に女性が多い
もちろん、デカイ声で「今、電車ん中ぁ!」と携帯するおっさんもいるし…
足を広げたり、ビローンと伸ばしたり…座り方の悪い野郎クンもいますが

女性の場合、目立つのは
御自分が恥ずかしくはないですか?
…と言いたくなる姿ですね

モンスターばあちゃんが、モンスターママを育て…その孫も…

こうして日本の「恥の文化」は消滅していくんでしょうか

やれやれ

【2009/11/09 00:04】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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絵巻物は時空を超える

日曜の朝は日曜美術館を見るのが楽しみのひとつ
今朝は鎌倉時代の絵巻物「春日権現験記絵」だった

絵巻物はほんとうにおもしろい!

物語が書かれた文章の挿絵を完全に超えているのだ

話の展開によって、時間を追った絵が
同じ画面に描かれているのだが
見る視点がどんどんと引き込まれていけるように配置されていて
まるで映画を見るように動いて見える…

映像などない時代の人たちにとって
こういう絵巻は、どんなにわくわくするものだったことだろうか

とはいえ…描かれた当初は、高貴な一部の人たちしか見ることができなかった
そして、すぐに封印されて春日大社の宝物として仕舞われてしまう
明治以後は天皇に奉げられて、皇室のお宝として眠る

見ることができたのはほんの幸運な身分の人
後の世の人も遥か昔の光景を絵で見るのは
さぞかし驚いたことだろう

それを鑑賞した人の日記には、朝から行水をして出かけ
涙を流して感動したと記されてあった

また、絵巻を見るための同じ大きさの台も素晴らしい金箔を施した絵が描かれている
今回は、修復のため絵巻の心棒の螺鈿細工の様子なども紹介されていた

漆塗りした表面をくり抜いた形に貝をくり抜き
はめ込んだ後、また漆を塗っていく…

そして、絵巻を巻いた後にしばっておく組み紐も
様々な色の糸をからめて編んでいく気の遠くなる作業!

さてさて…その絵の色使いもまた鮮やか!!

色の種類は、それほど多くはない
しかし、色の対比がほんとによく考えられていて
描かれている人々の着物ひとつひとつがみんな違っていて
全体で見ると、とてもカラフルに見える

そして、人々の表情がみんな実に豊かで楽しい
まるで、ざわめきが聞こえてきそうだ

働く職人たちの中には、手鼻をかんで飛ばす男がいたり…
食事風景では酔って酒を飲みきれずに、こっそり捨てる人がいたり…

夜に寝ている情景では
そばに護衛で起きているはずの番人も眠りこけていたり…
眠っている人の夢が、そのまま現実かのようにごっちゃに描かれていたり…

犬にノミがたかっていて、盛んに足で払っていたり…
ネズミが寝静まったスキに灯火の油をなめようと狙っていたり…

さらにさらに素晴らしいのは、紅葉した山々に降った雪景色の美しさ!

これは自然描写というよりは、デザインだ!!

日本画が世界に誇るべきひとつは、写実というよりはデザインとしての美
…と、まぁ…素人の僕が言うのもなんだが…
いや!…言わせてくれ!

日本の絵巻物は、現代の漫画のルーツだと言われるが
むしろ、日本人の美意識は西洋芸術とはまったく無関係の感性から見るべきだ

何を言いたいんだ?

その、つまり邦楽でもそうなのだが、日本人の時間感覚は
継続的なものではなく、瞬間にとらえた夢を同時に現実化していく…

不連続なる並存

これだ!

うーん…なんだか楽しくなってきた!

しかも、絵巻はこっそり一人で見る世界
大きな額に入れて飾る西洋画とは根本的に違うのだ

大きなテーブルで大皿に盛りたてた肉のカタマリをガブガブ食う
欧米文化ばかりに気をとられてはいかん!

小さなお膳で、季節のお野菜にお茶漬けサラサラ…
これが日本の美じゃよ

【2009/11/08 16:42】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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憎めないヤツ

70年代…
食うためにグランドキャバレーでの舞台音響(PA)をやっていたころ

そこで知り合った仲間からは、いろいろと影響を受けた
ジャズ狂からは、大量のジャズ・レコードを借りて聞く毎日

さらに…ブルース狂にソウル狂
彼らのおかげで、多くの音楽を知る

そうそう…中でも短期間だったが
チョビヒゲのあいつからは、当時まだ珍しかったソウルを教えてもらった

スティービー・ワンダーもレイ・チャールズも
彼によって開眼させられた

ジミー・コットン…ジミー・ラッシング…アル・グリーン

「もう、アメリカに行くしかないっすね!」
そう言って彼は、早々に辞めていった

大人になり…息子が音楽学校に通い…
ソウル、ソウル!と騒ぎ始める毎日
ははは…懐かしいこと言うなぁ

時代はぐるっと一回りしてきたのだ

すっかり忘れていたアル・グリーンだったが
2005年の新譜をCD屋で見て…そのジャケットの写真が
あのキャバレー時代のソウル狂あいつに面影がダブってきた

アル・グリーンは70年代半ばに恋人から熱湯を浴びせられ
重傷を負い…彼女は自殺という事件を体験し
それ以来…音楽界から退き…神父となってゴスペルを歌うようになったという

そして…今世紀新たに再出発
それは、ちっとも衰えていない熱い歌声だった

息子に聞かせたが、あまりいい反応はなかった
この時代にはちょっと中途半端に古くさい
いや…これこそが70年代ソウルなんだよ

もう、息子はソウルなんて後ろに置いてきちゃっている
…前を向いてどんどん走っていくのが
若い証拠だよ

昔話に懐かしさを覚えたら
黄昏の時代に入ったって証拠かもね

アル・グリーンは
スティービーやレイのような時代を超えた大物ではないけれど
…憎めないヤツ

そうなんだ!
あいつは小太りで寸足らずだが…
大きなお世話っすよ!…はは…ごめん
ほんとに憎めないイイやつだった


【2009/11/07 00:55】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ジプシーを呼べ!

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」で
吞めや歌えの大騒ぎをやらかそうとする場面で、こう叫ぶセリフが印象的だった

「ジプシーを呼べ!」

…ああ、そうなんだ!
19世紀だもの…レコードすらない時代…
音楽で場を盛り上げようとすれば
ミュージシャンやダンサーを呼んでくるしかなかったんだ!

また、レストランで食事をする場面では
通りで演奏している辻音楽師たちを呼んで来い…と
給仕に命じるセリフもあった

いわゆるクラシック音楽は王侯貴族やブルジョワジーにパトロンを持つが
街を流す音楽師や庶民の結婚式などで演奏するのは
ジプシーたちだったという

クラシックの歴史でも、ジプシー音楽は大きな影響が数多く残っている

ブラームスはユダヤ系ヴァイオリニストのレメーニと
ユニットを組んで演奏旅行をしていたとき
たくさんのジプシー音楽を知り…それらをまとめて
「ハンガリー舞曲集」として21曲作った

ハンガリーには天才ピアニストで作曲家のリストがいる
彼が母国の音楽をまとめたものに
「ハンガリー狂詩曲」が19曲あるが、その多くはジプシー音楽だった

でも…ジプシーを差別する一部のハンガリー人は
こういったジプシー音楽をハンガリー音楽として名づけられることを
嫌ったんだという

スペインのサラサーテが作曲した「ツィゴイネルワイゼン」も
その意味は「ジプシーの歌」というが
ジプシー・バンドが演奏している音楽からの影響が強烈

人々は、ジプシーの音楽にいつの時代もひきつけられ
熱狂をもって迎えるが…実社会の中では弾き出されて生きてきた

ドイツ・ナチはユダヤ人を迫害したが
ジプシーも強制収容所へ送っている
そして、ソ連ではスターリンがジプシーを粛清の対象にしている

かろうじて欧米各地に生きてきたジプシーの子孫は
どこでも差別されてきた

先日…久しぶりに次男とふたりで話した
いろいろと話題は飛んだが…やっぱりジプシー音楽について
語り合うことが多かった

そういえば…あの映画見た?…ああ、見た見た!
つい熱くなって話した映画

インド…マケドニア…スペイン…それぞれの国からバンドが集まり
ルーマニアからはふたつのバンドが参加して
コラボ・ツアーを展開する

現在の各国のジプシー音楽家たちを描いたドキュメンタリー映画

映画「ジプシー・キャラバン」

詳しくは上記をクリックして映画サイトを見ていただきたいが
おもしろかったのは、各国のジプシーたちが
いかに違った音楽やスタイルを持っているかということ

そして、その違いに…大もめにもめるが…
元は同じジプシーなんだから…と一緒にできる音楽をさぐろうとする姿…

長い歴史の中で、いかにつらい差別を受けてきたか…

彼らの音楽の最も深いところにある「哀しみ」は
やはり、こうした民族の想いが根ざしているのかもしれないな

【2009/11/01 09:01】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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黄昏のサザエさん

「日曜の夜 テレビで『サザエさん』を見てると
決まってため息が出る」

そんなことを言うヤツがいた

なんでかって言うと

「ああ、日曜日も終わりだなぁ」…と

ちょっとさびしい気分になるからだという

それで、思い出した

僕が子供のころ、日曜の夜

「ポパイ」の最後に、声の出演などエンドタイトルが画面に現れてくる
そのとき…
動かないポパイの絵が
ものすごくさびしく見えたのだ

「ああ…もうすぐ、終わる…」

その感覚は、楽しい日曜日すべてが終わってしまう象徴に見えた

すべてのものには最初と最後がある

終わり間際はなぜか なんとも言えず寂しさを覚える
それは やはり「黄昏」を感じるからなんだろうか…

夕日が沈むとき、なんとも言われぬ美しさを感じるのは
あらゆる「終末」を予感するからだろうか

今や 60歳まであと3年…
いよいよ人生の「黄昏」にさしかかる僕も
最後の最後になって
あわてないようにしなきゃな…

「ちょ…ちょっと待ってぇ!…もう、ちょっと夕日を見ていたいから…」

なんてね

【2009/10/25 19:05】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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あの素晴らしい彼はもう…

どんな人でも 心の奥に闇を抱えている

その闇を抜けると また違った世界が生まれてくるというが
並大抵のことでは抜け出ることができない

だから 安易に酒を飲んだり 快楽のぬるま湯に逃避する
それでいい…
ふつうに生活することを考えれば
それでなくちゃ生きられない

明日のことを考え
忙しくしていれば 苦しみからは逃れられる

でも その闇が とてつもなく深いことがある
自分でも どうしようもない底なし沼に落ち込むことがあるのだ

ずるずると深い闇は ついにもうひとりの自分の姿を見てしまう!

そうなったとき 人は影の存在に耐えられず 死へ向かうことがあるという

若いころ 心理学にハマって
「影の現象学」という本を読んだとき ゾッとした

加藤和彦が自殺した
人は「なぜ?」と思うだろう
もっと生きていれば…と誰もが思う

大学生で冗談で歌った曲が大ヒットし
社会現象になるほど大騒ぎされ
時代の寵児となったフォーク・クルセイダース

1年で解散し
作曲家としてもミュージシャンとしてもプロデューサーとしても
同じことを繰り返さない変貌ぶりがカッコ良かった

時代を先取りし、新しい音楽を紹介する彼の発言に
僕も耳を傾けたことがあった

大物になっても やっぱり人間なんだね
心に闇を抱えた壊れモノなんだよねぇ
どんな深い闇だったのかは 他人の立ち入る問題ではない
そして どんなすごい人でも 自分で越えなきゃ
生きてはいけないんだ

残念だけど
お疲れ様と言ってあげるしかない

【2009/10/18 11:57】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ごふじょうのミカン箱

ふと、日ごろ忘れていることを
突然思い出したりする

今は亡き母が、お茶の先生のお宅に行っているとき
恥ずかしそうに、口に手をあてて
「ごふじょうをお借りして…」と言っていた

母の唯一の趣味は茶道で、僕は幼いころ
母に連れられて、お茶のお稽古に行かされた

これはひどく退屈だったので、いつも嫌がっていたが
「おいしいお菓子が食べられる」とだまされては
仕方なくついていくのだが、ただ挨拶して苦いお茶を飲んだり
おばさんたちの笑い声やおしゃべりにうんざりするのだった

そのうちに、母は決まって
「ごふじょう」をお借りするのだが
普段、うちでは「おべんじょ」と言っているのに
なぜかお茶の先生の大きな家では
「ごふじょう」をお借りするのか
よくわからなかった

それで、母に聞いたことがある
「ごふじょう」ってなぁに?
「おべんじょのこと」

そう母は言うと、険しい顔をしてそんなことを聞くもんじゃない
というような無言の圧力を示すので
それ以上は聞けなかった

大人になるころには、もうそんな言い方をする人はおらず
母ですら「おトイレ」なんて言うようになって
結局、忘れてしまっていたのだが
母も亡くなって、10年もたつのに
なぜか母の声が聞こえてきたりする

そういえば、お茶の先生の「ご不浄」は
廊下を歩いてずーっと奥の離れた小屋みたいな所だった

僕はひとりでそこへ行くのは
なんとなく薄気味悪くて、なるべくガマンしていた

しかし、子供はそれほどガマンできるものではなく
すぐに、モソモソしてしまうので
「おしっこじゃないの?早く行きなさい!」
と言われて…しぶしぶひとりで行ったのだった

そのご不浄は、便器に花模様やら何やら絵が描いてあって
その絵もはっきりと覚えている

そして、昼間なのにとても薄暗く
柱の木目が怖い顔に見えてきたりする

そういえば、昔のトイレはなんだってあんなに暗かったんだろう

電球なんて、ちっちゃいヤツが1こ…薄暗くて見えやしない
夜なんて、怖くて怖くてたまらなかった

これはどこのトイレでもそうだった

それから、もうひとつ思い出すのは「ミカン箱」である

昔のトイレは男女共用のものではなく
入ると必ず男性用小便器があって、その奥に大便用があったのだ

その小便用は、当然大人の背丈に合わせてあるので
小さな男の子は、届かない

そのために踏み台として「ミカン箱」が置いてある家が多かったのだ
このミカン箱というのは、今のダンボール箱ではない
昔は必ず木製の箱だったのだ

そして、その大きさは子供の踏み台としてちょうど良かったのだ
それで、僕はトイレに行くと…
今でも時々「ミカン箱」を思い出してしまう

【2009/10/14 21:35】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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おうさまのみみはろばのみみ

子供のころ 懸命に穴を掘ったことがある
何がきっかけだか わからないが
まだ あのころは いたるところが 土だったから
道の真ん中に 三人くらいの仲間で ひたすら 掘った

一日掘っては 50センチくらいにはなっただろうか
全身泥だらけになって…ふと気づくと…
こわい顔をしたおばさんたちに 囲まれていた

「あんたら! 何やってんのぉ!!」

逃げるにも 子供だから穴から出るのに 時間がかかる
すぐにつかまって 金切り声の雷の嵐…

いろいろと言われたが その中でも
強烈なひとことは…

「そんなに掘ったら 地面が揺らいだら どおすんの!」
「そやでぇ! 地震が来て 家が倒れてまうで!!」

今、考えると 笑っちゃうような論理だが
子供の時は 妙に納得して 怖くなって 
必死になって 埋め戻した

「そやけど よう 掘ったなぁ!」
「ほんまや…勉強もこのくらい一生懸命やったらええけどなぁ(笑)」

ボロクソに怒られても 最後には笑いに終わるところが
子供には 気持ちが安堵する

なんかわからないけど おばちゃんらが笑ってるから 
これで ええんやろ…

後になって 紙芝居で「王様の耳はロバの耳」を見た
最後に正直者は、穴を掘って大声で叫ぶ

「おうさまのみみはろばのみみー!!!」

その声は風になって やがて世界に広まっていった

「そうかぁ…穴掘ったとき…なんか叫んでおけばよかったなぁ」

すぐに埋めてしまったことを思い出し
ことさら残念に思った

秋風のそよぐ季節になって ふと思い出した記憶

…でした

【2009/10/11 23:55】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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おじさんの頭の中

ioraの古くからの友人が、数か月フランスに滞在していて
久しぶりにお会いした

ヘタなフランス語は役に立たず
冷たく、厳しいフランス人に囲まれ
苦労することも多かったらしい

でも、ホームステイしたお宅では
とても親切にされたのだが
多すぎる料理には、食べきれずに困ったとも…

あの巨大な白人たちの食べる量と比べたら
日本人の食事は、少な過ぎるように思われただろうね

彼女にしてみれば、残しちゃ悪いからと
いっしょうけんめい食べるのだが…
それでも、もっと食べなさい!…と
さらに勧められ…
ちょっと太っちゃったかも…と

そんな彼女が、僕におみやげと言ってくれた絵ハガキ

「これ、周くんのおとうさんに似てるなぁって思って…」

「あ…似てる?…はは…ありがとう!」

おじさんの頭の中は、いつもこういうことで、いっぱい…
う〜ん…遠からず…当たってます





【2009/10/11 10:59】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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iora&oso at トライシクルカフェ

今日は川越でioraとosoのライヴだった

同じ埼玉県とはいえ、川越は一度は行こうと思うものの
なかなか行けずじまいだった

川越は東武野田線で大宮まで出て、埼京線
知らない駅名に、いちいち…「へぇ!」などとおもしろがりつつ
みるみるうちに窓の外は、田園風景が広がり
白鷺たちが飛び交うのも風雅だった

ioraのキャラバン日誌で「トライシクルカフェ」というところで
ライヴをやっているというのを読んで
うわー…いい感じのところだなぁ…と思っていた

アンティックな三輪車が建物の上にも、カウンターの壁にも飾ってある
つまり、トライシクルとは三輪車のことなのだ
しかも、梅酒が70種…ビールが20種で、料理もおいしいとあらば…
ますます行くのが楽しみ!

前回…ここでのライヴはすぐに予約満席で行けなかったが
今回は、昼夜2回のステージだということなので
お昼に行ってみることにした

70年代の僕らの若い時代から抜け出たようなマスターも素敵だ
お店全体が、洒落ていて…椅子からトイレのインテリアまで
すべてが古き良き趣味に凝っていて、実に落ちつける

さっそく妻はアイルランドのエール…僕はドイツ・ビールを飲み
妻はふわふわ卵とレンズ豆のカレー…僕はやっぱりソーセージ!!
カボチャにひじきにサラダにふっくらパンまでついていて
これがなんともおいしい!

ライヴはフラメンコギターの大熊さんと尺八の熊本さんのosoによる
チック・コリアの70年代の傑作…「スペイン」から始まった

これはクラシックの名曲…ロドリーゴのギター協奏曲として有名な
「アランフェス協奏曲」第2楽章をイントロとしているものだが
それを尺八とフラメンコギターでやってのけようというのだから
ちょっと驚いてしまった

しかも、今回初めての取り組みだというお話だったが
そんな感じはまったくなく、二人の演奏は素晴らしいものだった

尺八とフラメンコギターという組み合わせは
聞くまでは、ちょっと想像つかない違和感を感じる人もいるだろうが
実際に聞くと、これくらいマッチした組み合わせも珍しいと合点がいくのだ

フラメンコの曲を尺八が歌の部分を吹いていても
なんとも自然な歌心をかき立てられる…

しかし、これはやはりosoのふたりだからこそ成し得ることなのかも知れない
ただ単に、変わった組み合わせをやってみましたというのでは
これほどしっくりと一体となった音楽を味わえるものではない

さて、やはり尺八の本来の音色…虚無僧が吹いてきたという
伝統的な本曲をどうしても聴きたくなる…!

今回、熊本さんが用意した尺八は三本
それぞれが長さも違い、調子も違う
最も長い、低い音色のものがゆっくりと奏でられると
時間は止まり…僕らは風の鳴る古き日本の風情を呼吸する

短二度よりも微妙に狭い音程の行きつ戻りつという感触が
遠い記憶の向こうから呼びかけてくるような想いにさせる…

さて、iora&osoというコラボでは
桃ちゃんのスペイン語によるカンテがすっかりお馴染みになった

今日の歌声もひとつひとつの音を自らも堪能するように
そして、揺れ動く波動のような動きを
しっかりとした想いにのせて、力強く…時に切なく…
そして、祈るように熱く歌った…!

休憩をはさんで、ioraのふたりによるステージ
周のギターから弾き出されたずっしりとしたリズムのグルーヴは
桃の低い地を這う歌声から始まる「稀有な花」…

CDやキャラバンの演奏ではエレキギターの華やかな音色が彩る曲だが
周の刻むギターだけでも、桃の歌は逞しく生き抜くウェルウィッチアを
うねるように雄々しく描いてみせていたように思った

そして、新しいアルバムでも…つい先日の渋谷JZライヴでも
オープニングを飾ったあの「アスールと三つ子のラクダ」が
すぐに…待ちきれないかのように…周のギターはリズムを刻む…

たったふたりでも…これこそiora!!…と、いわんばかりに
桃の歌は一気に頂点を目指す!

続いては…「鳥の国、亀の国」…お客様の手拍子も相まって
ライヴは愉しさに満ちてくる…!

ここで、尺八の熊本さんを迎え…
okura時代からのナンバー「十字峡」を三人で演奏する
なんだか尺八は、ずっと以前からこの曲に入っていたかのような
そんな錯覚さえ起こるほど、くまさんの音色は溶け込んでいる…

そして、iora&osoのクァルテットならではのオリジナルは
あの「雷鳥」である
今年は、ずいぶんとこの4人のライヴを聞いてきたが
この曲は何度聴いても、4人がみんなそれぞれに力を発揮し
楽しんで弾き…吹き…歌っているように思える

さらにさらに…フラメンコギターの助けを借りて
ぐんと分厚く力強くなったioraの古くからライヴで歌っている「リズム」

尺八の音も決して負けてはいない…
いや…ギター2台が刻むリズムとは
まったく違った次元から飄々と拍節を超えて迫ってくる!

ioraは昔からの歌も ライヴでは何度も歌ってきている
そんなioraも、来年で10年…!
そして、今回の新しいアルバムでは…周が19歳に作った「ピアノ」を
新たに完成させて、録音した

もう何度も書いた話だし、ライヴでもioraが語っていたから…
省略するが…周の保育園での初恋の歌…である

渋谷JZとCDでは、大山あっちゃんのピアノと東京フィルのタッキーさんによる
チェロの伴奏で…周はギターなしで歌っていたが…
今回は周のギター1本で歌った

しかし、周のギターは昔やっていたころとはずいぶんと変わって
コード展開もかなり細かく動き…ふたりの歌声をしっかりと支えていた

特に今回は、歌というものをとても大切に
ていねいに歌っているようにも感じた

さぁ…ライヴといえば…やっぱりあの「ブランコブランカ」を…
桃のフルートを!…タケテタケテ!の大暴れを!!
聞き逃すわけにはいかないぞ!

ioraふたりっきりの周と桃だけのバトルも最高に楽しかった!!!
たくさんの才能あふれる仲間とのかけあいも素晴らしいが
ふたりだけだって、ちっとも物足りなくなんかないぞぉっ

あぁ…あっという間に…ライヴは終わってしまった!

だが、拍手は止まらない!…
やがて、拍手はアンコールを期待する手拍子に変わる

最後の最後に…4人が演奏したのは…「蒼き街ジョドプール」
フラメンコギターの見事な間奏に絶妙になだれ込んでくるのは
ヴァイオリンではなく…尺八の…これまたCDとは違ったアドリヴで
僕らの耳を最後まで楽しませてくれた!

お店の雰囲気良し!…お酒も料理も最高!…
そして、楽しくて切なくて頼もしくて…
スペインから古き日本の心までも揺さぶる演奏!

トライシクルカフェでのライヴは、絶対また来ようっと!!!




【2009/10/04 18:51】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ちいさないのちの哀歌

どんないきものにも いのちがある
ことばでは わかっていても
ほんとうに 実感するのは はっとする瞬間だけで
ふだんは あたりまえに すごしている

しかも ほんとうに そうなんだ! と
思うとき それは
失ってから 

もう ほんとうに いないんだ! と

そう 思った瞬間 ふり向いても 叫んでも もう遅い

もっと 大切にしたかった
もっと 一緒にいたかったと
あとになって 取り戻したい気持ちになっても もう
いないんだね 

いつも そばにいて 
いるんだねって
ただ そう感じているだけで あったかい息づかい…
あの大切な時間が 今はない

「星の王子さま」で、育てたバラが ほかのたくさんのバラとは
ちがうんだと 気づくところがあった…

 「かんじんなことは 目には見えない…

  めんどうをみたあいてには いつまでも責任があるんだ」

いのちあるものは いつか いなくなる
そう わかっていても
そのときになると とてもつらい

だから 人は祈るようになったんだろうか
だから 思い出の中で 生きていくんだろうか

僕の 思い出の中で 一匹のちいさないのちが
舌を出して 僕を見ている

さようなら
でも

空想の中では 永遠に…

  
  

【2009/10/04 01:01】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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スペイン娘は渋谷に憧れる

もう、だいぶ前のテレビ番組の話

土曜日の深夜 たまたまNHKの番組
東京カワイイ★TV「インザワールド スペイン編」を見て
へええええー!!!
…と、驚いた

スペインの十代の娘たちが、今一番はまってるものって
なんだか知ってますか?

東京の女子高生たちの間ではやってるファッションなんだねぇ!
東京から輸入したファッション雑誌を買い、お金を貯めて
あこがれの渋谷109に行き…カワイイモノを買いあさり…

そして、スペインの街で夢中になって踊っているのは…
フラメンコじゃなくて、「パラパラ」なのだ!

パラパラのコンテストもすごい人気で、男の子たちもやっている

スペイン娘に言わせると、東京みたいなカワイイ服は
スペインじゃ売ってない!

そう言う娘たちのお顔は、ギャルサーのメイク
なんとガングロまでいる!

こういった日本ブームにヒントを得たスペインでは
スペイン版モー娘までデビューして人気なんだとか…

アニメやマンガが世界的に大ブームなのは
いろんな情報で、少しは知っていた

そこから日本の若い世代の文化が世界中の若者たちに支持されているらしい

渋谷109に集まる外国からの若者はスペインだけじゃない
フランス、ロシア、アメリカ、韓国…

息子たちがアラサー(?)になり、十代の子の流行など
まったく知らなかった

ioraはスペイン音楽に魅かれているが
パラパラを踊るスペイン娘たちのいるご当地に
ioraが行って歌ったら…
どんな反応があるんだろう?

見てみたい…!

【2009/09/27 19:24】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ふつうが ありがたい (^−^)

ギックリ腰と書いたら メッセージやメールを
いろいろいただいて
本当にご心配おかけしました

今回は 回復が速くて 今日はふつうに動けました

まず ちがうなぁと感じるのは

寝てた状態から ふつうに起き上がれる
座った状態から ふつうに立てる
ふつうに歩ける

この 当たり前の「ふつう」のことができなかったのだった

もう こうなると 嬉しくて 嬉しくて
歌のひとつも 出てくる(^u^)

♪セイラッ! セイラッ! セイラッ! セイラッ!(^◇^)♪      

天気もいいし…散歩でもしたろかぁ…

…というわけで 1時間くらい街を歩いた

♪み〜ろよ〜 あおい〜そら〜 い〜いて〜んき〜♪

調子がいいと すぐに 幸せになるし…
悪いと すぐに 落ち込む…

今日は しみじみ ふつうのことが幸せだった

…が

これが、ふつうのことが当たり前になると つまらないことで
すぐに挫折する…

ほんとに ふつうに生きていることが
どれほど ありがたいことか…

【2009/09/23 18:48】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ギックリ腰

また やってしまった…

ギックリ腰を初めてやってしまったのは
10年以上前 いやもっと前だったかな?

話には聞いていたが 
他人事だと思ってた

本業は 空想家…と言いたいところだが…
現実は 一日中 立ちっぱなしの 手作業の職人で ある

それほどの重労働ではないから 30年以上続いているのだが
最初は 立っていることが つらかった

その前は ミキサーだったので 待ち時間ばかりで
座る時間が退屈だった

しかし、慣れとはすごいもので
何十年も立ち続けるていると
まったく平気になった

それが 過信だった

前回は ものすごく忙しい時期で
前かがみで行う作業が 長時間続き…
その晩は 特になんともなかった

ところが 翌 日曜 うちの掃除をしていて
(掃除機担当は僕の仕事なのだ)
突然…腰が痛みだした

あたたたたたた…と
しゃがみこんで
おさまったところで 立とうとすると…

立てない!

あわてて ソファーに座ろうとするが それも痛い

結局 トイレに行くにも 歩くこともできずに
這って行った

横になったら楽だが、そこから立ちあがることの大変さと言ったら…!

もう パニックだった
病院へタクシーで行くにも 車に乗るまでが ものすごく苦痛!
結局 4日間 寝たきり

それでどうにか 治った

今回は…

杏奴でioraと大阪から来た甥っ子と会ったときは 平気だった
ioraんちで わいわい「Blanco」のDVDを見たり
junちゃんの撮った今回のライヴの動画を見たり…

ところが トイレに立とうとしたら…

あ やっちゃってる!
腰が…

もう こうなると 動くことが すべて困難

この日は 甥っ子に会うために長男もioraんちに車で来てたので
帰るのは 大助かりだった

一度 経験すると 治し方はわかってる
病院へ行っても 痛み止めの薬をもらって 後は 寝てるだけ
だから 今回は 寝てた

ようやく 今 少し動けるようになった

ギックリ腰という病名はないんだそうで
要するに 腰の捻挫なんだそうだ
単なる炎症なんだが
腰は「動く」基本だから ほんとに大変なことになる

動けなくなって 初めて 身体の不自由な人の大変さがわかる

子供のころから 運動が苦手で 筋肉を鍛えてないからだと
女房には言われっぱなしだが

…そのとおり…だ

【2009/09/22 18:50】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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