ざるにめろん

空想家ざるにめろん日々の泡

ゆったりとたそがれようか…

年末年始は何もせず
妻ものんびり、正月料理など作らず

何も考えず というわけにはいかないが
とにかく 
静かに暮らした

これがいい!

これが老後なら これでいい

思いつくまま本を読んだり 音楽を聞き
しかし、やっぱり
あれやこれやと考える

うん

これはなんでこうなんだろう?
これって、どういうことなんだろ?

へぇ! そうだったんだぁ!

驚き また知らないことに感動する
それもいい

食い過ぎはよくないし、呑み過ぎもダメだけど
人生楽しみもなくちゃね!

笑いながら、話しながら
フィル・ウッズを聞きながら
ワインを開けよう

チーズを食べよぅ

【2012/01/15 19:06】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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月を指す指を見るバカ

最近
ブログも書いてないけど
ネットも言葉も

ペラッペラに感じるんだ



きのう、このブログの文章をそっくりコピペしたブログを見た

何がしたいんだろ?

著作権があるわけじゃなし
文句を言う気も起こらないけど

ネットも言葉も単なるツールなのに
それを操作することだけに捉われていく人が
増えてきてるんだなぁ

若い人と話してて、よく感じるのは
知ってることを並べていくけど
何が言いたいんだろ?

何を感じてるんだろ?

何も感じないのか?

ありあまる情報洪水を右から左へとつかんで
「ホラ!すごいでしょ!!」

でもね…
それ、君がすごいんじゃなくて
すごいことがすごいんだよね

古いことわざに「月を指す指を見るバカ」というのがある

わっかるかなー

わかんねぇだろーな

【2011/12/31 12:35】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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杏奴 de Noel 2011(ゴロンドゥリーナ篇)



後半、オープニングは…
2008年から2010年まで続いた、カラーシリーズのアルバム冒頭曲5曲を
メドレーにした、壮大な組曲

「砂のマリア」「鳥の国、亀の国」「アスールと三つ子のラクダ」
「野良犬ベルデ」そして「沖縄版・嫌われ者のアマリージョ」

どれもが力作で、それでいてバラエテイに富んだ内容なので
連続して聞いていても、実に楽しい!

息をもつかせぬ勢いで、次から次へと歌われると
聞いているほうまで、一緒に走っていくみたいで
体中に汗をかきそうだ。

つなぎかたがうまいので、5曲ものいろんな曲を
バラバラに歌っているとは感じない。

そして、なんといっても最後の「いやさっさ!」の掛け声よろしく
沖縄の風を巻き起こさんばかりの歌いっぷりには
これだけでも満足してしまう。

2年間とはいえ、もうすでに懐かしい曲に聞こえるものも多い。
いや、これからも定番として、聞かせてほしい…いい曲ばかりだ。

しかし、これはまだ序曲なのである。
これからが、ニューアルバム「ゴロンドゥリーナ」の
新曲ご披露というわけである。

旅立ちの歌であり…空高く夢を追い続けるツバメの姿に託して
「ゴロンドゥリーナ」は、風の大地目指して…
旅の話を語ってくれる…

物語は遥かなる山脈を越えて、一気に海の底へ向かってゆく…
深く深く潜り続けようとも、底知れぬ世界

そんな不思議なマリアナ海溝に果たして人魚はいるんだろうか?
分厚い堅牢な壁をひっかいているような悩める詩人が到達したのが
ヒマラヤをひっくり返しても届かない神秘の国だという。

桃のアラビアン・モードが妖しくつくる歌声の空間が
「マリアナの人魚」の影を彷彿とさせる。

特にラストが素晴らしい!
いつまでも聞いていたい…消えゆく小さな泡のような
ヴォイスの遊びは、ioraの新しい境地を垣間見る想いがする。

次の曲は、ちょっとした準備がいる。
まず、周が珍しく立って歌うのだ。

しかし、ここで誤算があった!
マイクスタンドが小さいのだ!
「あっ! これは!」と、すったもんだした末に
結局、前かがみになったり、腰をかがめたり…
奇妙な姿勢で歌うことになってしまった。

そして、ふたりはサングラスをかけて
桃は振り付きで…「七本足のアラーニャ」を歌った。 

 

周のギターが繰り返すリフがいい!
60年代を想わせるロック風だが
歌詞が笑わせる。

「いかんなぁ、わからんな、どこに忘れてきたんだ?」

もう、周の忘れっぽさ…そのものなのだ。
妻は、この曲を聞くたびに笑い転げる。
「まぁ、いいさ…んなもんさ…だからこそオモシロい」

このすってんころりんな逆転の発想こそ
小さいころ、よく言って聞かせたことである。

簡単にキレル現代っ子に聞かせてやりたい!

そして、コード展開が小気味良い「夏を駆け抜ける子供達」が
親しめる。これも、いつまでも定番曲としてほしい、いい曲だ。

アルバムのラストにある「美しい時間の過ごし方」は
今年だからこそ、とても重く…そして深いものを感じる。

どれだけ多くの命が、一瞬にして奪われたのか?
そう思うと、祈るしか術のない我々にとって
やはりできることは、今をしっかりと生きることであり
大切な人と、大切な時間を、大切な一日を過ごすことである。

ライブ最後の曲は、今年一番多くツアーをしてきた沖縄で
一番多く歌った曲…「ライジング・サン」
力強い手拍子に支えられ、最後まで全力で歌いきったioraに
満場の拍手が止まない!!

さぁ!やっぱり、アンコールだよね!
アンコールは「アマツバメ」
今年前半の新曲だったこの曲が、今年の思い出の曲でもある。

まぁ、なんと盛りだくさんで楽しいライブだったろうか!
昼夜共に、寒い中…師走の忙しい中…集まって下さったお客様に
ほんとうに心から感謝したいと思います。

そして、大阪から駆け付けてくれたNori君ありがとう!
車で荷物運びから、裏方まで手伝ってくれた周の兄であるNaoも
ありがとう。

大量のチョコレートケーキと
大鍋いっぱいのおいしいビーフシチューを作り
一日中、全員の食事まで作ってくれた妻にも感謝したい。

さらに、この素敵なお店を快く一日中貸して下さった杏奴ママ
ありがとうございます。

最後に、この一年本当にパワーアップして
素晴らしい成長を見せ…聞かせてくれた周と桃にも
拍手を送りたい!

また、来年もさらに充実した楽しい杏奴ライブを
今から楽しみにしています!

【2011/12/23 15:45】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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杏奴 de Noel 2011(クリスマス・ソング篇)



クリスマスライブでのioraが歌う曲目は
毎回とっても楽しみ!

数あるクリスマスソングの中から
今年はどんなものが、どんなアレンジで聞けるのか?
ioraは、今回歌う英語の歌を翻訳したものを用意して
お客様にお配りした。

さすがに気が利いている。意味を知って聞くほうが
愉しいに決まっているからだ。

おっと、オープニングは、いきなり「杏奴のテーマ」だった。
打ち合わせなしに、突然のことだったので
曲の途中でお店のチャイムを鳴らす杏奴ママは
ちょっと、大慌て…だったが…さすが、店主だけあって
ソツなく「カランコロン」と桃が歌うところで
ピッタリ鳴らすことができた。

さてさて、お次は定番の「ジングルベル」
これがなくっちゃ、始まらないね!
僕が子供のころから、78回転の手回し蓄音器でも
これは好きで聞いていた。

3曲目は、「ママがサンタにキスをした」

これは僕が生まれたころのヒット曲らしいが
有名なのは、マイケル・ジャクソンが子供だったころ
兄弟で歌ったジャクソン・ファイブのものだろう。

そして、「サイレント・ナイト」もうまく取り入れながら
違和感なく、うまくアレンジして聞かせてくれた。

4曲目は…「赤鼻のトナカイ」と「サンタが街にやって来る」の
2曲を、これまた愉快につないで歌った。

赤鼻のルドルフは、戦前、実際にあった話を童話にしたものが
戦後、歌になって大ヒットしたという。

僕の記憶では、NHKの「みんなの歌」で聞いたのが
最初だった気がする。。。そのときのアニメまで覚えているくらいだ。
「サンタが街に…」も戦前からある曲らしいが
僕が聞いたのは、日本語歌詞で昭和30年代に聞いたのが最初。
赤鼻よりは、ちょっと後だったと思う。

5曲目…今度は、映画「ダイハード」のエンディングでかかっていた
"Let it snow! let it snow! let it snow!"

調べてみると、映画で使われたのはヴォーン・モンローだが
フランク・シナトラやビング・クロスビーなど、多くのバージョンがある。
昔は軽やかで、低音の美声の男たちが数多くいましたな。

周は、ここぞとばかり張りのあるバリトンをうならせていたが
こういった古い歌も、意外と周にはお似合いかも。

さて、お次は…桃ちゃんがガールズ・ユニットで歌っていたころの
思い出の歌…マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」

マライアといえば、90年代最大のヒットを連発していたあの…
今となっては懐かしい7オクターブの歌姫

僕はデビューCDを即買い、周もちょうど音楽をやり始めたころ
一緒にPVを見たりして、よく聞いたものだった。
なにしろ、本家がうますぎるだけに、これを敢えて歌うのは
ちょっと至難の業なのだが、さすが桃だけあって
見事に歌いこなしていた!

今度は、周が高校から音楽学校時代によく聞いて、歌っていた
玉置浩二の曲を歌った。

曲は90年代の安全地帯の曲で…「あの頃へ」

特にクリスマスとは関係ないが、雪国である玉置の故郷である
旭川の風景を想わせるのは、中学時代に住んでいた僕にとっては
わかるような気もする。

今でこそ暖冬だが、あの頃の(僕が中学だったころ)旭川は
本当に寒かったのだ。

零下30度という日が、何度かあって…あたり一面真っ白な中で
ピーンと張りつめた凍てつく空気は、寒いというよりは
旭川で言う「しばれる」という表現がピッタリなのだった。

低音のボーカルが、最もイキイキとしている周には
これからも、自分に合った声域で、のびのびと歌ってほしいな。

楽しくて、盛りだくさんだった前半の最後は
ioraオリジナルのクリスマスソングである
「君の瞳にもサンタクロース」

これは何度聞いても、ぐっとくるいい曲!
こんなioraも大事にしていってもらいたい。

さぁ!休憩をはさんで
いよいよ、ioraオリジナル曲の後半だ。

      つづく

【2011/12/23 15:44】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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杏奴 de Noel 2011(準備篇)

12月18日(日)は、朝から素晴らしいお天気に恵まれた。
さて、下落合Cafe杏奴でのioraライブも、今年最後になった。
ラストは、やっぱりクリスマスライブですねぇ。

杏奴でのioraライブも、13回目。。。今年は春、秋、冬の3回。
お手伝いする僕ら裏方も、徐々に工夫して、慣れてきたつもりだが
しょっちゅうやっているわけではないから
やはり、いざとなると、いろいろトラブルもある…よね。

しかし、今回は大阪から、甥っ子…つまり妻の姉の子で
周の従兄のNoriくんに参加してもらったので
すこぶる充実したような気がする。

さらに、長男のNaoも手伝ってくれたので、最早安心しきって
自分の仕事に集中できた。
Naoは学生時代から居酒屋で接客訓練してきた上に
店長としても働いたことがあるので
飲食業のプロである。

今回からは、番号入りの食券を僕が作り、お客様控え用に
ミシン目入りの切りこみも、型で作ったのだが
その置き方や使い方に関しては、プロの長男の采配に任せた。

お客様の対応も、実に冷静沈着で、ちょっとした合間を縫って
すぐに集計していく姿に、わが子ながら驚いた。

今回は、妻の作ったチョコケーキを全員にお配りすることになったのだが
いつもなら、杏奴ママは、直接手渡しするところを
Naoは、お客様が座ってから、テーブルに配っていった。

5人グループのお客様へは、一度に5個を持って行ったのだが
その手つきの軽やかなことは、さすがに手慣れたものだった。

杏奴ライブでは、妻のケーキのほかに、手作りビーフシチューも
丸一日かかって用意したので、これもおすすめのメニューである。
ありがたいことに、お客様にはとても好評で
たくさんの注文をいただいた。

Noriくんもバイトした経験があるということで
受付をした上に、手が空くと、すぐにウエイターをやってくれたので
もう、杏奴ママはすることがなくなってしまうくらい大助かり。

クリスマスライブには、やっぱりツリーが欲しいね。。。
と、いうことで、桃ちゃんは実家から
かわいいツリーを持って来て、飾った。

このツリー…サンタさんが、全員黒人さんなのだ。
ただ黒いだけではなく、顔がリアルな作りになっているのには
ちょっと驚いた。

BGMは僕が選曲した、48曲のクリスマスソングたち。
さぁ!いよいよ、ライブが始まった。

【2011/12/23 15:43】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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鳥の国の冒険第一話は終わった

後半も5人のメンバーがそろったところで

 平田マーガリンの流麗なギターが「希有な花」の開始を告げる
  iora初のエレキギター使用曲であり、マーガリンがここで
   初めてキャラバンメンバーとして登場した09年春の
    「ブランコ」でも、この曲から始まったのだった

 そして、やはりこのときからベースのまーくんも
  この曲で初登場となったのだ
   しかもだ…大輔君も、このときから初顔合わせ
    だったことを思うと…この3人は不思議な縁で結ばれている
     ような気もするのである

 ずっしりとした演奏から、そのままioraの古くて新しい曲
  桃のハイパー・ボーカルが高鳴る「Rising Sun」が放たれてゆく
   後半も熱気にあふれたバンド演奏は弛みなくつづく

 さらに切り離すことができぬ絆で結ばれたかのような曲
  「リズム」がそのままの流れでつながっていく
   これら元気印のiora定番曲は、何度も聞いてきたはずだが

 この空間で、このグルーヴ感に満ちたバンドで聞く心地良さは
  言葉では言い尽くせない…しかし、何かしら言おう!
   言わせてくれ〜!

さあ、お待ちかねの新曲が目白押しでござんすよ!
  新しいアルバムからの5曲がついにお目見えなのだ
    まずは、タイトル曲の「ゴロンドゥリーナ」

 スペイン語でツバメなのだそうだが、なぜツバメかと言うと
  ただ単に語感がカッコイイからだそうである
   まぁ、そうだったの? それでいいのだ!

 前回6月に発表した「アマツバメ」につながったといえば
  つながったような…強引だが無意味におも楽しい…
   おっとどっこい的な、なんのこっちゃ風の転回

 これも、このメンバー全員が隈なく活躍する…
  遥かな山脈を越えて…ツバメたちが空高く飛翔し…
   マーガリンのギターとマーのベースが呼び交わす
    そこへ大ちゃんのヴォイスが駆け巡る…

次は桃お得意の不可思議なモードが哀愁あふれた
 「マリアナの人魚」という深海の歌を聞かせてくれる
   ドンデデドンデ…ドンデデドンデ…ドン…♪

 ここで周が立ちあがった
  そして、全員がなんと!サングラスをかけて…
    ギターとベースのユニゾンが心地良い新曲
     「七本足のアラーニャ」を披露する

 アラーニャとはスペイン語で蜘蛛  
  足の足りない蜘蛛が、なんか足りない!とうごめき…
   しかし、まぁこれでいい…あきらめるな…
    世の中そんなもんさ…という周らしい自戒の歌

この曲で、桃はフルートをCDでは初録音となった
 え?「ブランコブランカ」で吹いていたんじゃなかった?
  いやいや、あれはDVDだけで、CDではこれが初めて

 4曲目は、マーガリンのコード進行でioraが作った新曲
  「夏を駆け抜ける子供達」
    周ボーカル曲で、コードチェンジが愉しい
  
  子供のころ、あれほどウキウキと楽しかった夏…
   ありったけのひとときを過ごしたあのころ…
    大人になった今の自分とは…何がちがうんだろう

 過ぎ去ったひとときは、もうここにはない…
   今を駆け抜ける大人達は、明日へと向かっていく

ああ!愉しかったライブも最後の曲になってしまった
  バンドメンバー3人は去り…ioraふたりが残る

   かつてioraが最初に飼っていた愛犬「オゾン」が
    2歳のとき手術したことがあった…
     そのときioraは「美しい時間の過ごし方」という
    散文詩をホームページに書いていたが

  そのとき、いかに命が大切であるか…を知ったのだった
   そして、公式には未発表のまま時は過ぎたが

  2009年オゾンは後遺症のてんかんをかかえたまま
   力尽きてしまった

  そして、今年…本当に未曾有の大震災で多くの命が奪われ
   生きていることのありがたさ…命の大切さを
    われわれ誰もが痛切に感じた

 ioraはこの曲で、愛する人や犬や…大切な命というものに
  限りある時間を美しく過ごそうと、心から歌いかけているようだ

   人はともすれば、怒りや憎しみを人や動物にぶつけ
    大切な短い時間を醜く、汚して…無駄にしてしまう
  他者を苦しめたり、陥れることで自分を満足させたりもする

ioraの愛の歌は、こうした人間の根源に問いかける深さにあふれている
 
    静かにギター一本で歌われたこの曲で 
     今回のライブは終了となった

      ふたりは立ち去り…拍手は止まなかった

       再びメンバー全員が戻り
        アンコールとして 
         「オーガ」
           を

        ありったけの演奏で
       終わるのが惜しいかのように 
      最高にのりにのった演奏をやってくれた

         ありがとう iora
ありがとう マーガリン、マー、大輔!
      ありがとう 大島エレクさん!

この日のライブはちょっと忘れられないかもしれない
なぜなら、特別に素晴らしかったからだ

そして、ぐうぜんだが
我ら夫婦の結婚36周年記念日でもあったからだ

【2011/11/19 15:38】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ioraの新たな冒険が始まった!

渋谷へ行くたびに70年代の自分を思い出す
 しかし、この街は もうあのころの面影がほとんどない
  
  2008年からioraが開始したJZ Bratのライブに行くようになって
   何度も歩いているはずなのに…
    やはり昔の感覚で辺りを見回してしまうので
     どうしても妙な異邦人の不安に襲われる

とはいえ、もう迷うことはない
 歩道橋を渡って、まっすぐ行けば
  にょっきりとしたタワーホテルはそこにある

   中に入ると、いつものジャンゴ・ラインハルトがかかっている
  周のお気に入りのライブBGMだ
 「これを聞くと、ライブだって気になる」
 いつだったか、そんなことを言っていた

ステージを縦横無尽に彩っている灯りたちの光景に
 誰もが一瞬、溜息をつく…
  天井から 上手 下手 そして床にまで
   見事な輝きを放つ様々な照明具は
    ランプであることを忘れさせる

     大島エレクさんのハンドメイドの世界は
    確実に進化しつづけている…
   これはもう飾りではない
    
     iora The Caravanを包む森の妖精たち

    彼らは、ひとりひとりはとっても小さくて
   こっそりと羽を休めている恥ずかしがり屋の
    かわいい連中なのだろうか…

     ひとたび離れて見ると
      ぎっしりと埋め尽くされた細胞を誇る
       巨大な生き物のようにも見える…

        さて、ここでのもうひとつのお楽しみは
       毎回、テーマにちなんだ料理とカクテルだね

      今回は「鳥の国の冒険」ということで
     チキンがうまい! ソースがばつぐん!
      カクテルは赤ワインのカクテルなんだそうだが
     桃いわく…「ツバメの胸にちょっと赤い色があるので」
      赤をテーマにしていただいたとか…

    さぁ!メンバーがいっせいにステージへ登場した
     桃が様々な色の回想を呪文のように謳い出すと
      バンドは強烈なサウンドで船出を告げる

  「砂のマリア」だっ…
    平田マーガリンのギター、マエストロMarのベースが
     重厚な安定した船体を形作り…
      ヴォイスの大輔イトーはビシビシと手綱を引き締め…
       周のジプシールンバ奏法が疾走する

      その上に桃の力強いボーカルが
       気持ちよさそうに泳いでいく

        曲はそのまま連続して「鳥の国、亀の国」へ
       つながって行った…おおお〜!これだ!
      こうでなくっちゃのココロなのだ!!

     そして息つく間もなく、「アスールと三つ子のラクダ」
    「野良犬ベルデ」と愉快なメドレーは繰り広げられた
    もう、のっけから最高にノリまくっている!
  
   さらに、周と桃が「いやさっさぁー!!」と叫ぶと
  バンドは一気に沖縄の海へ誘う…やってくれたねっ
 「沖縄版・嫌われ者のアマリージョ」ですだよぉ〜ほっほっほ!

ioraは常に進化し続ける…
  まさにそうなのだ…旅をするたび(*^_^*)に
   どんどんいろんなものを吸収して、曲を変化させ、
     楽しませてくれるのだ

      ここでようやく、ご挨拶となったが
     これら5曲のメドレーは
     2008年から第5章まで続いたカラー・シリーズの
      いわば総集編でもあったのだねぇ
       これはioraファンにとっては、最高のご馳走!
        お客様も心から楽しんでいるのが感じられる

      さぁ、次は何が来るかな?
       むむむ?…マーガリンの超絶ギターがぐいぐいと
        唸りをあげ、ようやく…わかった!

       イントロからすっかり変身して楽しませるのは
         燃えさかる「ガルーダ」である

    やはり生で…このベストメンバーで聞くのは
     ほんとに素晴らしい! 桃のボーカルも実に伸びやかだ
      時に切々と…自由奔放に…そして見事に咲く花のように

       桃のカズーがトランペットになりすまして
        おしゃまな可愛い金魚の気持ちを歌う
         この曲が僕は大好きだ…そう…
          「金魚の見る夢」

         それにしても大輔くんのヴォイスは
        休むことなく、忙しそうだが…
       いとも軽々と飛び交う声だけ聞いていると
      とても一人の人間が発音しているとは思えない
       
        しかも地味にバックサウンドに徹して
       打楽器から効果音から…ツッコミまで入れるのだ
      こんな器用でおもしろくて的確な声屋さんも珍しいね

     金魚が泳ぐ水音を発音していたかと思えば…
      次の曲では、風を切る鳥の羽音まで用意する
       「アマツバメ」が最速のリズムで始まる!
        この曲のベースがまたいいんだよねっ

     そして、このバンドスタイルでは初めての
      「フラマ」が新鮮に響きわたる…
       桃のパルマがカッコイイ!
        周がギターを叩きながら弾くのも聞きものだ        
        合間のおしゃべりも余裕があって
       うちで会話しているような夫婦漫才も
        ライブで培ってきたものだろう

       最近のライブでは、ほんとうに彼らが
    心から楽しんでいることが、こういったコメントからも
        感じられるのが嬉しく思う

     「歩き疲れて眠りたい」は平田くんのコードから
        ioraが作った佳曲のひとつだ
       周の歌う世界はみんなへの励ましのようでいて
        自分自身への生き方の確認の宣言でもある

     前半ラストは、JZでのライブではお馴染になった…
    「ブランコブランカ」だ!
     桃がフルートでイントロを吹きだすと
      大輔が見下ろすようにそばへ来て、ツッコンデくる!

     アブナイひとのようだが、何が飛び出すかわからないのが
    この曲のおもしろいところなのだっ…タケテタケテタケテ
   いつもの早口言葉的クチタブラ呪文詩がアッチェレランドで
  暴走すると、いったん休止して何かが始まる…ここからが…
   毎回見てのお楽しみなのだ(^−^)…\(◎o◎)/!…♪

    マーくんのヘビメタギター顔負けのベース・ソロが
     今までの「ぶらんこぶらんか」にはない黒雲を
      巻き起こしてしまった!!!!

          桃の絶叫が引き裂き…!
         信じられない展開へ向かったぅうウ〜
        なんと!…これは「スリラー」????

       いつの間にか、曲はマイケル流ゾンビの…
      あの曲になっちゃっているではないかしらんんん!
     今回のライブでは、どの曲もアレンジがおもしろくて
    聞き応えがあったが…ついに全員がゾンビダンスのフリまで
   披露して、亡きマイケルへの追悼歌をオマージュするかのようだ

いやぁ!まいった、まいった!
 前半だけで、11曲の盛りだくさんなメニューに
  すっかり耳は満足の満腹…いや…

    まだまだ後半があるのだ!
      つづきは、休憩してからね

【2011/11/19 11:56】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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帰って来た iora & oso

ioraと会うのもひさしぶりなら
osoの演奏を聞くのも、ずいぶんとご無沙汰。

何しろioraが旅に出ると、僕らはウジンとオジョンに
会いに行き…ioraが帰ってくると、僕らはうちに帰る…

そんな生活を繰り返してきたこの一年
犬たちに会っている時間より、ioraの顔を見ることのほうが
ずっと少ない。

10月の前半…ioraとosoの4人は
このメンバーでは初の沖縄ツアーを敢行。
尺八奏者が羽織袴で沖縄の地に風を吹きこみ
フラメンコギターラが激しくも力強いラスエガードを
かき鳴らすのも、珍しいことだったことだろう…

彼らの話によると、一日二回のライブをこなすこともあり
実に濃密で充実したツアーだったらしい。

そして、その旅で得た大きな成果を
今回…11月6日川越のトライシクルカフェで
たっぷりと聞くことができた。



何よりも彼らが、いかに楽しい旅であったかは
冒頭曲の「エレンディラ」から、一気に伝わってきた!

この曲はioraにとって、ずっと歌い続けてきた愛唱曲だが
やはり、osoの演奏に支えられた時が、最も輝いている。
1曲目というのは、ライブ全体を予言するような
大切なものである。

だから、この出だしひとつで、
お客の気持ちをどういった方向へ持って行くかは
出演者の腕次第なのだ。

しかし、そんな心配など微塵もない…
かと言って、ノリ過ぎて突っ走ることもない。
これ1曲で、秋の沖縄ツアーが大成功だったことを
僕にはわかるような気がした。

そして、大熊氏と周のギターが休む間もなく
次の「リズム」を呼応する…
遥か昔に作ったはずの歌が、まるで大熊氏のギターのために
用意された曲であるかのように、一体となって厚い和音を
唸らせ…周のボーカルが気持ちよさそうに、
うねってゆく…

さて、今回の聞きもののひとつは
これまで、このメンバーでは歌われなかったあの曲…
「ゆれる月の上で」である。

もう、3年前のミニアルバムに収められていた
哀しくも切ない気持ちを、揺れる月の光景に擬えて
桃が歌うこの曲は、ioraの新たな境地を切り開いた
思い出の歌でもあるに違いない。

かつてのCDにはないoso独特のサウンドは
決して違和感もなく…むしろ、美しく…湖に映る月の幻影を
僕には想像させる。

さぁて…この4人では、もう定番となった「渡り鳥」の登場だ。
これもioraの中では古いナンバーで、映画「渡り鳥」の感動を
そのまま歌にしたものなのだが、尺八とフラメンコギターは
まるでioraと一緒に飛び交う鳥たちのように
大空を駆け抜けていくようだ。



鳥が好きなioraのもうひとつの古き名曲は
渡らない鳥である「雷鳥」。

2009年のアルバム「ブランコ」にあるこの曲は
初のosoとの共演曲として、記録された。
以来、何度もライブでは聞いてきたが
やはりライブで聞くと、新鮮な感動を覚えてしまう。

桃の鳴らす鈴の音色も効果的だし
ほんとうに飄々と北風のように吹きわたる熊本氏の尺八も
切々と爪弾く大熊氏のメロディーも、僕は大好きだ。

すっかり旅芸人となったioraのコメントも
時に爆笑をとるかと思えば
なるほど!…と、思わせる素敵な話もあったりと
あきさせることがない。

ioraもこの日は、ほんとうに心から楽しんでいたのだろう。
それが、楽しげに語る旅の思い出や、osoとの会話から
充分に感じさせてくれた。

「雷鳥」の次に歌った「十字峡」も
どちらかと言えばマイナー調の…ちょっとしんみりとした
感動的なスローナンバーである。

ともすれば、聞く側をぐっと暗くさせてしまうことだって
あり得るのだが…そこは、やはり楽しさを抑えきれないioraである。
ついつい愉快な方向へ話をもっていってしまう。

笑っているうちに…
最高のグルーヴでさらに僕らを連れて行ってくれたのは
今度はインドのジョドプールだった。

「蒼き街ジョドプール」はiora独特の世界を十二分に繰り広げてくれる。
桃の打つパルマが心地良い!
そして圧倒的な歌声!
尺八とフラメンコギターが縫うようように呼び交わす…



前半の最後は、アマリージョのDVDオープニングを飾った
OSOによるオリジナル曲だ。
長らくタイトルがなかったが、「砂と風」をスペイン語にした
「Arena y viento」(…たぶん…)に決定したそうである。

分散和音を奏でるギターに尺八が、まさに風のように
悠々と歌う…しだいにギターが激しさを増し…
風によって様々にその姿を変えていく砂漠のように
茫漠とした中にも、輝ける星を見つけたような感動があった…

さて、すっかり演奏に夢中になっていたが
ここ…トライシクルカフェは料理が素晴らしいのだ。
そして、梅酒が80種以上もそろっているのも嬉しい!

休憩中…深みのある梅酒を味わいながら
おいしい時間を楽しんだ。

後半は、ioraふたりだけの登場で
なんと!…今度発表する新しいアルバムから
新曲を3曲歌った。

アルバム・タイトルでもあるツバメの歌「ゴロンドゥリーナ」
「マリアナの人魚」「夏を駆け抜ける子供達」

う〜ん…この新曲についての詳細は、ちょっと控えよう。
なぜなら、公式には未発表アルバムであるし、
ぜひ、今度の渋谷JZ Bratでの「レコ発ライブ」で
聞いていただきたいからだ。



とにかく、どれも個性的でおもしろくもあり…
楽しくてノレる曲だし…今までにない意外性もある…

さぁさぁさぁ!またosoの登場で、4人による分厚いサウンドが始まる。
曲はトルコの男女ユニットÖykü & Berk(オイクとベルク?)の
「Evlerinin Önu Boyalı Direk」というもの。

男女双子のフラメンコとトルコ音楽をミックスした歌なのだが
非常に激しい…情熱的な歌だ。

ずっとトルコ語がわからずに、耳コピーで歌ってきたioraだが
このたびの沖縄ツアーでトルコ人の人に出会うことができて
ようやくわかったとのこと。

なんでも恋い焦がれた激しい想いを歌ったものだそうで
特に周が歌うところが、恋をする男の切なさを歌っているらしい。

まぁ、耳コピーだけで歌うioraもすごいが、完コピーする大熊さんも
そこへ違和感なく、すーっと入ってくる尺八の熊本さんも素晴らしい。
これぞ、iora&osoならではの世界だ。

沖縄では、ずいぶんと歌ってきたらしい「地図に無い国」は
もう沖縄のリズムがすっかりしみついているようである。
今回の沖縄ツアーでの成果は、至る所で光っている。

このメンバーでの「オーガ」も、馴染みが深くなってきた。
ラスト或いは、ラスト近くのクライマックスを飾るのは
やっぱりこの「オーガ」だ!

もう、お客様もよく知っていて…一緒に「おーがっ」と
叫ぶ声は最高に一体となっていた。

いよいよ…ライブは最後の曲となってしまった。
最後は周のボーカル曲で「旅人よ」だ。
これは昨秋の「アマリージョ」に収められたosoが活躍する曲で
周が想いを馳せる旅人の後ろ姿はなんとも狂おしく切ないが
…その想いは、やがて自分に帰って来るようにも感じる。

こうして、4人は演奏を終え…立ち去った…が
鳴り止まぬ拍手は、アンコールを求めた。

そうだよね…最後の最後は…ガッツリと聞き応えのある…
「Rising Sun」だ!



もうこうなったら、留まるところを知らない桃の独壇場である。
熱気にあふれた演奏も最後の最後まで、気を抜くようなことはない。
ioraって、やっぱりライブが最高だよね!!

あれから、1週間…
僕はまだ、あの日の興奮が冷めやらぬ。

だが、もうちょっとまて!
あした…あさって…なんと!…しあさっての
11月16日には、またioraに会えるじゃないか!!!
渋谷JZで。

【2011/11/13 16:07】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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地味な仕事がエンタメになる時代

近頃のテレビときたら、食べてるか、笑ってるか、動物か、girlsか
ばっかりだろー…と思っていたら、そうでもなくなってきている。

雑学ものから専門的な知識モノへと、じわじわ番組内容が
変わって来ているのだ。

「世界一受けたい授業」で企業の裏側を見せるものが
意外におもしろかったことから
「シルシルミシル」でも、いろんな会社の中を探検することが
多くなってきている。

古くは「タモリ倶楽部」でよくやっていたものなのだが
今日は東急電鉄の特集をやっていた。

興味の無い人から見れば、おもしろくもなんともない
実に地味な世界である。

しかし、鉄道ファンというのは昔からかなり多い。
それだから、鉄道にちなんだ番組というのは
けっこう息が長いのだ。

僕も子供の頃は、汽車が大好きだった。
僕らの世代はまだ、蒸気機関車と電車が半々だった。
男の子はメカがなぜか好きなのだ。

そこから興味は枝分かれして、僕の場合はオーケストラの楽器へ
視線は移って行ったのだった。
(ものすごい飛躍?)

しかし、やはり電車のメカの話や、専門的な話になると
どうしても惹かれてしまう。

さらに、「対決ショー ほこ×たて」という番組では
京急電鉄のマニアと職員がマニアックなクイズを出し合って
対決するというのをやっていた。

これも、実に地味なクイズである。
普段なら、オタクの世界だと…無視しがちだが
なぜか見てしまった。

そして、番組の順序は逆なのだが
「穴をあけるドリルと歯が立たない硬い金属の対決」
というのも、ものすごい地味な企業対決だった。

考えようによっては、誰も知らない仕事の世界を
おもしろがってエンタメにしているのだから
これは、「ハレ」と「ケ」の世界が逆転しているともいえる!

ニュースを解説する池上さんが人気になったり
名も無い職人さんが、紹介されたり
ついには鉄道員の世界がクローズアップされたり

視点を変えれば、けっこう世の中おもしろい!と
人々の意識が変わってくれば
つまらない日常も楽しく生きていけるのかもしれない

ね!

【2011/10/17 12:41】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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秋風の杏奴ライブ

台風もようやく過ぎ去って、さわやかな秋晴れとなった
9月23日はioraにとって12回目の杏奴ライブがありました。

地方のツアーが多くなったioraですが
やっぱり地元・下落合のカフェ杏奴でのライブは欠かせません。

思い出せば、12回のうち…ゲスト・ミュージシャンが
参加したライブのほうが、圧倒的に多く
iora2人だけのライブは、数少ないんですね。

しかし、今回は2人だけでも最高に楽しいライブとなりました。

杏奴といえば、ioraの作ったテーマ曲があります。
いつものライブでは、最後の最後に歌うのですが
この日は、いきなり杏奴ママもioraの横に並んで
ドア・チャイムでパーカッションを担当…

そして、最高の笑顔でオープニングを飾りました。

ioraは、すべて自分たちで作詞作曲したオリジナルを歌うのですが
今回は珍しく、前半は日本の古い歌をカバーしました。

まずは、桃がジブリ・アニメで一番大好きだった「魔女の宅急便」の
エンディングテーマだった荒井由美の「やさしさに包まれたなら」です。

なるほど!…ioraにとってはアニメソングの思い出というわけですが
僕ら親の世代にとっては70年代のユーミン初期の歌(1974年)だなぁ…
という感じですね。ちなみにユーミンは杏奴ママと同年齢…

ちょうど僕は妻と同棲して渋谷の劇場型グランドキャバレエで
PAエンジニアをやっていたころ…
ブルースやジャズのレコードを買い漁っていた時代でしたね。

さらに桃の70年代カバーはつづきます。
今度は庄野真代の「飛んでイスタンブール」(1978年)

僕らが百草園に住んでいたころ(1984年ごろ)、
しゃれた家が建築中だったのですが、それが庄野真代の家らしいよと
近所のオバ様たちが噂していたのを思い出します。

たしか…77年にユーミンの「中央フリーウェイ」をカバーして
ヒットしていましたっけ…その後「飛んでイスタンブール」で大ヒットして
「モンテカルロで乾杯」と…異国趣味ソングを連発していましたねぇ。
歌詞がいかにも遠き異国のお話という感じで…情報の少ない時代…
そしてやがて海外旅行ブームに沸き立つ時代を彷彿とする内容です。

異国趣味ブームといえば、同じころ久保田早紀の「異邦人」も79年…
これも桃は好きで、以前歌ってましたね。

さて、今度は渡辺真知子の「かもめが翔んだ日」…と、
これまた1978年のヒット曲!
周にとってはテレビ番組「THE夜もヒッパレ」によく出てた歌のうまいヒト
庄野真代とは仲良くて、デュエットしてたこともありましたね。
…親子でこの番組はよく見てましたが、2世代が楽しめる音楽番組でした。

そして、桃が最も大好きな歌といえば…八神純子の「みずいろの雨」
だそうです!これも1978年のヒット曲

「こんなに1978年に名曲が集中してるなんて…いったいなんなんでしょうね」
…と、桃が言っていましたが、たしかにそうですね。

ちょうど60年代から洋楽ブームで育ってきた僕らの世代が成長して
ようやく自分たちの歌として消化できた時代でもあったのですね。

彼女が生まれる70年代後半…日本のヒット曲はニューミュージックと
呼ばれた主に若い女性たちの活躍が目立ち…

それは桃のお母様の時代の歌でもあったわけで
まさに子守唄だったんじゃないかなと…
思ったりしたのでした。

それに対して、周はビートルズにスティービー・ワンダーなど
洋楽ばかりをかけてる親…つまり僕ですが…に育てられていた
というわけですね。

70年代末期というのは…暴れん坊将軍が始まり…
キャンディーズが解散し…赤いきつねと緑のたぬきが発売されたり…
インベーダーゲームが流行ったり…三菱銀行人質殺人事件があったり…
ピンクレディーに、バスジャックに、王貞治のホームラン世界記録…と

まぁ、ややこしい時代だったんですよ〜。

カバー・シリーズも、ここでちょっと外国曲をひとつ…

今までにも何度か歌ってきたトルコの男女双子デュオ
Öykü & Berkの「Evlerinin Önü Boyalı Direk」という曲…です。
トルコ語の発音がわからないのですが…
オイキュ(オイク?)とバーク(ベルク?)というふたご兄妹なんですね。

You Tubeではすごいアクセス件数で、ioraは耳コピーで覚えた?
らしいですが、かんじんの歌詞の意味はわからないそうです。

まぁ、僕らも英語の歌詞は意味もわからず覚えて歌ったりしてましたから
音楽はそれでもいいんじゃないでしょうかね(笑)

ところが、今度沖縄でトルコ人が来るところで
歌うことになってしまったので…意味を教えてもらえるのが嬉しいような…
恐ろしい歌詞なら怖いなぁ…という心配もあったり(笑)
ちょっと、お楽しみですね!

トルコの音楽を本格的に学んだのと、フラメンコ好きな父の影響もあったりして
トルコとスペインが混ざったような不思議な音楽でもあります。

カバー曲最後は、周が歌う… 玉置浩二の「しあわせのランプ」

この人は僕より6歳年下ですから、ちょっと同世代と言うよりは
一世代下です。70年代には売れないロックバンドだった「安全地帯」が
売れ出したのは80年代でしたからね。

この曲は2004年ですから、ioraも活動していたころで
周はよく聞いていたようですが…僕はあまり知らなかったですね。

しかし、こうして周が歌うのを聞いていると、影響は大きいんだなと
思ったりもしました。

前半最後は、ioraオリジナルの「星空のキャラバン」
「ほしきゃら」と呼ぶ彼等の愛すべき小さな旅歌は
ここから大きく羽ばたくことになりました。
2004年ごろの曲だったかな… 

休憩が終わって…後半はioraオリジナル

まずは2008年のアルバム「Rojo(ロホ)」から「砂のマリア」
ドイツ人数学者でナスカの地上絵の研究・保護に一生を捧げた
マリア・ライヘ(ライヒェ)に感動した想いがそのまま歌になっている…

ioraが最初に歌ったのは2006年ごろじゃなかったかしらん。。。
久しぶりに聞いた気もしますね。

この「ロホ」と「ブランコ」のアルバムが完売して
ジャケットをリニューアルして再発するということもあって
次は…「ブランコ」から「希有な花」です。

iora初のエレキギターがうなるバンド編成の曲でしたが
今では周のギターだけでも充分に迫力ある演奏でした!

アフリカはナミブ砂漠(アンゴラとナミビア)に咲くウェルウィッチア
というわずかな湿気だけで1000以上も生きるというまさに稀有な花…
決して美しくはない花に感動するioraに、むしろ引き込まれてしまう…

さらに桃の力強いボーカルが吠える火の鳥「ガルーダ」
インド神話に出てくる圧倒的に強い神鳥で
インドネシアやタイ…はたまた中国経由で日本の天狗にまで影響を与えた
というイメージから、ioraはさらにふくらませてくれました。

つづけて、周が唯一激しく歌う「リズム」
なんでもライブでは、最も多く歌った曲であるらしく
そういえば、ライブの定番のような気もします。

周のボーカル曲では、これも懐かしい「青の羅針盤」(2006年)
7階の彼等の部屋から眺めた夜景は、不思議な海に見えたそうで
そこから幻想の海をゆったりと航海する歌が生まれたのでしょうな。

ふたりのコーラスが美しく揺らぎます。

そして、「杏奴にピッタリの歌です」と彼らが言う曲は
周が19歳に作った「ピアノ」

アカペラ・コーラスで始まるメロディー

「夜空に散らばる星たちがきれいな星座をつくるように、
人との出会いはいつの日か何かを描いてゆくんだろう…」

このフレーズを最初聞いたときは、ちょっと驚きましたね。
…こんなすごい歌作っちゃって…

とても誉めたのですが…その後の歌詞には苦しんだようでした。
しかし、結局はほとんど変えずに、今の形で完成していたのです。

初恋の話も、実話で…保育園に途中から転入してきた女の子

「あたし、ピアノ習うんだ」と彼女が言うと
周も「僕も習うよ!」と負けずに言ったのがキッカケで
同じ先生に習った思い出なのです。

歌詞に出てくる「坂道」というのも、百草園で育った周にとって
懐かしい風景だったんでしょうね。

周のバラードが2曲続いたところで、桃の「アマツバメ」が風を呼びます。
今年6月に発表したセルフ・カバー集アルバム「ジュビア」の冒頭にある
唯一の新曲で、作曲は桃…作詞の周はずいぶんと悩んだそうですが
あることで吹っ切れて、おもしろくなって、最後は楽しんで完成したとか…

ラストは古い桃の力作…「ライジングサン」
さすが長年歌いこなしてきただけあって、聞きごたえがありました。

たくさんの拍手をいただき…アンコールは今は亡き愛犬オゾンに捧げた
「君と歩いた散歩道」

そして、毎回いろんなことがありますが、今回は沖縄のライブでは
欠かさず来てくれるというお二人が、なんと杏奴にまで来てくれたのです!

その嬉しさから…彼女たちのお礼もこめて…
夜の部では、アンコールは方言も盛り込んだ
「沖縄バージョン・嫌われ者のアマリージョ」を元気いっぱい歌って盛り上がりました。

いやぁ、ioraはやはりライブあってのioraですね! 

来月はまた、OSOの二人と沖縄に2週間くらいのツアーに出る予定です。

11月は渋谷JZ Brat
そして、杏奴では12月にクリスマス・ライブを楽しみましょう!

【2011/09/25 19:18】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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月に吠えろ!

お元気ですか。
すっかり、ご無沙汰しております。

うるさいほど書いていた僕が、こんなに無言でいるのは
確かにおかしいことですね。

歩いている時とか
ボンヤリしているときとか
仕事中…(仕事は手作業の職人なので、頭は使わないのです)
そう、仕事中にも

頭の中で、何事か言葉が湧いてくるのですが
なかなか書く気にはならなかったんです。

あまりにもいろんなことが起こって…
忙しかったのも事実でした。

それをいちいち検証する意欲が弱ってきている…
それが、老化なんでしょうかねぇ。

それはさておき
先日(12日だったかな)は満月がきれいでしたね!

ラジオで
「今日は十五夜ですが、この日に完全な満月になるのは
6年ぶりだそうです」
…と言っていたのを聞いて

帰り道…
夜空を見上げてみたところ
それはそれは素晴らしい満月でした。

あー、月をこうやってじっくりと見るのも
久しぶりだったなぁ…と
うつむいてばかりいた自分を情けなく思いましたね。

子供のころは、毎晩夜空を見るのが大好きでした。
琵琶湖の畔に住んでおりましたから
あのころは、天の川もドワーッとクッキリと見えましたし
星座も月も本当に美しい夜空でした。

父が自作できる望遠鏡のキットみたいなのを買ってきて
作ってくれたので、よく月を観ましたね。

本格的な天体望遠鏡が欲しかったのですが
父は何でも自分で作りたいほうだったようで
晩年まで、ずっと模型やらなにやら作ってましたが
結局、僕が今…手でモノを作る仕事をしているのは
やはり遺伝なのかもしれません。

父にはいつも反抗して…サラリーマンにはならないぞ
と、思って…
結局はサラリーをもらう職人になってるわけですから
父の大きな手から一歩も出ていなかった孫悟空…
みたいなもんですね。

父も亡くなり…今ごろになって
父のことを想いだすのは、やはり歳のせいですかね。

ああ、すっかり話がずれてしまいましたが
そうそう!
満月が、あまりにもきれいで、明るくって、大きく見えたので

妻に「月がきれいだよ」と、メールしたら
「それは良かった」と返信がきたのですが…

あー、これ絶対見ないで言ってるな!
…と、思ったので、急いで帰り…

夕飯の支度をしていた妻を月の見えるところまで
無理やり連れ出したのでした。

「あー、ほんとだぁ!きれいだねー!」
「6年に1回なんだってさ」
「へぇ!ほんとにきれい!」

そこで、周にメールしてやったのですが
なんの返事もきません。

まぁ、そんなヤツです。

【2011/09/19 13:59】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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個人的なiPhone生活

初めにお断りしておきますが…
私はiPhoneのファンではありませんし
おすすめするわけではありません。

たまたま…携帯が壊れたので
iPodを使ってるし
デジカメも調子悪いし

それならiPhoneにするかと
思ったわけであります。

ソフトバンクが好きだとか
白い犬が好きだとか
そういうわけでもなく

実は…我が家で最初にケイタイを欲しがって
大騒ぎしたのが、あの次男坊でして…
藤原紀香が好きだからJフォンにしたので
僕も家族割引でソフトバンクになっていたのでした。

ま、そんなことはいいとして…

iPhoneは、使い勝手はいいとは言えませんね。
まず、今までの携帯でメールを打っていた人は
やりづらいでしょう。

ただ、僕はメールも電話もあまりやりませんので
iPodをやりつつ…ネットも見たり…できればいいわけだった
というわけですね。

それと、もうひとつ
僕は長距離通勤者なので、音楽を聞きながら
本も読みたいほうなのです。

昔は、重い本を持って
吊皮をもちつつ…夢中になって読んでおりました。

しかし、しだいに疲れ…体力も衰え…
本を読みたくても…ついつい…居眠りしてしまい…
持っていた本を何度も落としてしまったりしました。

あるときは、読んでいた本が
ドン…と、自分の顔に飛びついてくるので
いったいどうしたことかと、驚いていると
なんと!!…僕は立っていたにもかかわらず

読みながら、居眠りして
前に座っていた禿げたおじさんの頭の上に
重い本を…ゴン!…と、のっけてしまっていたために

おじさんは、怒って…僕に本を…はねのけてしまった
というわけだったのです!

それ以来…しだいに本は文庫本や新書版のような
軽い小さな本にするようになってしまいました。

ですが、本は好きでもけっこう…あきっぽいほうなので
1冊だけでは、ちょっとあきてしまいます。

かと言って、何冊も持ち歩くのは重すぎますね。

そこで、携帯で本が読めると言う…
このiPhoneは、ほんとに嬉しいしだいでございます!

iBookは、まだ無料なのは英語版ばかりですが
「青空文庫」と「豊平文庫」は無料で日本語の本を
1万冊以上読めるのですから、これはすごい!

無料版のアプリでは数が限られて、お試し程度ですが
有料でも350円で、あとは無料で1万冊以上読めるのが
素晴らしいですね。

今のところ、著作権が切れた…作者が亡くなった古い作品
だけですけど、古典だからといって、馬鹿にはできませんよ。

だって、あなた! いったい、どれほど古典をお読みになった
というのですか?

村上春樹だって、ドストエフスキーとカフカに
どれほど影響を受けているか、ご存知ですか?

ほかの現代作家など、みなドストエフスキーを超えた人が
いますかしらん?

ま、せめてカフカの短編だけでもお読みなさいな。
人生変わりますよ!

そういうわけで、僕はもう、携帯で毎日読書を
楽しんでおります。

ちなみに、本はダウンロードするときだけ
ネットにつなぐので、読むときはネットを使いません。

だから、充電池消耗とネット接続費用も節約になります。

あとは、写真がきれいですね。
アプリで顔を美人にするというのも、けっこうおもしろいです。
いじりすぎると、ヘン顔になりますが…。

携帯がアナログシンセになるというアプリもおもしろいですね。
思いついたメロディーをすぐ弾いてみるのも
一興でございましょう。

携帯でお絵かきも楽しいですね。
ノートとペンを出さなくても、すぐに携帯で
ラクガキできるのもいい!

詩をかきなぐる人なら、メモがいいですね。
この最初からある「メモ」というのは
レトロな感じがとてもいいですよ。

というわけで、ブログも日記もメールもご無沙汰ですが
iPhoneは、買って正解でしたね。

あ、僕の場合だけですよ!
ほかの人にはおすすめしません
悪しからず…

【2011/08/28 22:48】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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パライソに降った雨は、やがて音楽の虹となりましたというお話

さて、その翌日でございました。
つまり、8月7日の日曜日のことでありました。
夕暮れ時にみずほ台駅を降りようとしたところ…

もんのすごい豪雨になっちゃってるじゃないですかぁ!
いや、驚くにはおよびません。

今や、日本は熱帯になってしまっているのですから
いきなりの、どしゃぶりでも…少し待てば…あれれん
…と
止んだりもするのですね。

昨夜の興奮も冷めやらぬうちに、またもや!
ioraとOSOの黄金のクアルテットで「パライソ」に
元気に出演なのでした。

いやぁ…疲れなど全く見せぬパワフルなステージには
ほんとうに驚きました。

もう、最前列の…熊本さんの真ん前に
かぶりつきで見てしまいました。

この4人ならではの曲目はもちろんのこと…
久しぶりの「ゆれる月の上で」も最高によかったですね。
好きなんですよ!私は…。

そして、なんといっても沖縄・離島ツアーで
たっぷりと吸収してきたライブ魂というのでしょうか…
すっかり沖縄色に染まったアレンジでの「地図にない国」や
「嫌われ者のアマリージョ」など
楽しさ満載のioraでした。

そう、そう!山形ツアーでの方言体験の話も
爆笑のうちに盛り上がりましたね。

宮古島の言葉もふんだんで、長い旅で得たものは
実に豊富だった模様です。

聞いてる僕らも愉しくなってきました。
そして、この秋にはこの4人編成で沖縄に行くことになった
…というのですから、これも楽しみですね。

いや、僕は行けないから…楽しみと言うのも変ですが
初めてのメンバーで、沖縄での反応が
わくわくするほど、楽しみだというお話ですよ。

「パライソ」は、料理もおいしいので有名ですが
ioraたちがイチオシの「ダヒマチュリ」は
ほんとにおいしかったです!

他にもいろいろ、お酒も種類が多くていつも迷います。

それから、いつもながらマスターの照明とバックスクリーンの
映像にも心奪われます。

そして、東北大震災に対する祈りを込めた写真スライドも
心打たれてしまいました。

最後に、OSOのふたりだけの演奏による「アマリージョへの幻想」
とでもいうべき砂漠に吹く風のような曲も素晴らしかったと思います。

ioraは、この編成が大好きだと言ってましたが
やはり、OSOさんの人柄でしょうか…

音楽は人間力が豊かであってこそ
美しく響くものですからね。

技術も、気合も、勢いも、パワーも必要でしょうが
何よりも大切なのは、音楽を通じてお互いが心通う時間が
たっぷりと持てることでしょう。

今の時代、個性ばかりでツンツンと
尖っているのがカッコイイとカンチガイする人が多いのですが
ほんとうの表現力は、心が美しくないと輝きません。

こうして、また彼等は新たな旅をつづけてゆきましょう。
ゆきなさい。

では、また。

【2011/08/07 23:28】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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銀座にもジプシーがいたというお話

昔々…そのまた昔…2011年8月6日土曜日のこと
銀座6丁目の懐かしき風月堂の斜向かいに
アンデパンダンというお店がありました。

その日は、夕方にパラパラと降り始めたかと思ったら
すぐに止んでしまい…それはそれはうっとおしいお天気でしたが
そんなことにもメゲズ…ギンザギンザギンザっ♪
…と、口ずさみながら繰り出したのです

さぁて、まずは咽が例のものを欲しがっていますので
はやく、はやく!…と、逸る思いを抑えつつ
ゴックン、ゴックンしてしまいました

え?何を? ビールですよっ!
何しろ今宵は、素晴らしいコラボというじゃありませぬか
ioraにOSOにマーくんという最強のiora The Caravan

さらに、あの有名なアラブ・パーカッショニストの
アメフットじゃなかった…アフメット伊藤さんと
トルコの弦楽器サズ奏者の藤井教授
そして、ベリーダンスのYILDIZさん

さらにさらにジプシー・グルーヴが登場するというのですから
これは期待が高まるばかりでございますよ
期待と興奮が渦巻くうちに、ioraの5人組が威勢よく
「エレンデイラ」を弾き出しました

大熊さんの力強いフラメンコギターが唸ります
そして、熊本さんの飄々とした尺八が風を巻き起こし
宮本マー・ベースマンがズッシリとサウンドを支えます

こんな安定した船に乗ったioraの歌は
なんとも気持ちよさそうに響きます

思えばずいぶんと久しぶりだった気がしますねぇ
しかし、長いツアーはまた彼らを大きく成長させてくれました
間違いなく、たくましくなって帰ってきたのです

しみじみ嬉しくなって、写真もブレテぼけてしまいました
いや、もうそんなことはどうでもいい
すっかり、僕はioraを楽しんでおりました

この楽しさは、きっと演奏している彼らも
楽しんでいるに違いないでしょう
それがひしひしと伝わってくる演奏でした

休憩後、アツ志さんが…あ、いや…アメフトじゃなかった…
アフメット伊藤さんが、カラッコ!と打ち出すダラブッカと
藤井教授が弾くサズにのって…

体をくねらせて踊りながらYILDIZ姫が現れます
サズの生演奏を聞くのも初めてでしたが
ベリーダンスを生で見るのも初めてでした

小刻みに筋肉を震わせるテクニックは大変なものでしょうねぇ
それも、ほとんど休むことなく動かしているのですから
驚きです!

伊藤さんと藤井教授の素敵な会話も楽しめました
彼等はきっと遠い辺境からやってこられたのでしょう
ちょっと僕らとは違った時間の中で話しておられるようにも
感じられたのでした

トルコのモードは12音平均律にはない調律なので
それはとても不思議な感覚を覚えました

最後はジプシー・キングスのサウンドをカバーしている
ジプシー・グルーヴというバンドです

ギター5人にベースとドラムという分厚い編成ですが
これはすごい迫力でした
以前ioraと共演したときは、ベースとドラムはなかったのですが
このリズム隊が加わると、いっそう賑やかで楽しいものになります

オリジナルからioraの曲やジプシー・キングスの曲まで
幅広く演奏していたのですが、彼等の音に成りきってしまうのが
すごいところです

アンコールとなって、彼らはioraを呼び…周はタンバリンを持ち
OSOさんも加わり…アツ志さんも踊り出し…
ベリーダンサーも一緒に踊りました

今夜は本当にたっぷりと様々な音楽を楽しみことができましたね!

銀座にも、ジプシーがいて…トルコ・ミュージシャンや
ベリーダンサーがいて…

いやぁ…日本って、ほんとにおもしろい所ですよね!

【2011/08/06 23:25】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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OSOとお箏の世界

7月24日…日曜日のお昼に川越のトライシクル・カフェで
OSOとお箏のライブがありました。

今、「あれ?琴って書かないの?」と思いましたか?

実は、琴と箏とは違うのですね。
琴は弦を支える駒…柱(じ)がない小さいもので
普通に言う「こと」は箏と書くんだそうですよ。

で、なぜ箏という漢字をあまり見ないのかと言いますと
常用漢字ではないからだというのですね。
これは、まぁ、なんということでしょうか。

日本古来の楽器の漢字を簡単に追いやらないでいただけませんかねぇ。
こういうところにも、今の日本が自国の文化を大切にしていない
という現れではないでしょうか!

さて、トライシクル・カフェといえば…
おいしい料理と80種の梅酒
…とまぁ…すっかりマイ・グルメのひとつとして
定着してしまいましたが…

じゃあ、とりあえず、いただきましょうか。
そうですね…この暑さですから…まず、生ビールをいただいて
それから梅酒…そして、僕は鳥のクリームソースかなぁ。

さて、今回のOSOさんのライブは
なんといっても、尺八・熊本圭吾さんの新妻である文(あや)さんの
ご紹介から…と、大熊さんのMCで始まりました。

確かに、お客様の視線は自ずと文さんのほうへ注がれます。

しかし、熊本さんはいたってクール(?)に進行していきます。
今まで、お箏の演奏というのは子供の頃から、なんとなく…
見たり聞いたり、してきたつもりでしたが

今日あらためて、すぐ間近で見て、
いろいろと感じ入るものがありましたね。

ほんとに間近で見たんですよ!それはもう…すぐそばっていう
ハッキリ言って、一番前に座っちゃったので
とてもよく見えたのでした。

まず、その大きさです。

だいたい180センチはあろうかという大きさ…
そして、弦を支えている柱…「じ」というんだそうですが
これが結構、高い位置なので…弦がすごくピンと張られてるなぁ
と、思いました。

昔は、絹糸だったのですが、今はテトロンだそうで
フラメンコギターのナイロンより硬いというお話でした。
それで、ギターのチョーキングみたいに糸をぐいぐい押さえて
半音から全音くらいを高くしても切れないんですね。

演奏中、弦を何度も左手で抑えながら弾くのは
ほんとうに大変なんだろうな…と思いましたね。

今回、楽器についていろいろと説明があったのも
知っているようで知らない僕には、嬉しいお話でした。

お箏を弾く爪にも種類があって、生田流では先が四角いけれども
山田流では丸いんだそうで…文さんは生田流なんですね。

それから、「春の海」で有名な宮城道雄は生田流。
それで、お箏を弾くというと、必ず「春の海は弾けますか?」
と、よく言われるんだそうですが…

山田流では演奏しないので、爪が丸かったら、
言わないであげて下さい…とのこと。
なるほど! ふだん、流派の違いなど考えていませんからね。
その世界には、いろいろとあるんですね。 

さてさて、楽器についての話が長くなりましたが…
演奏は、最初に3人でチック・コリアの「スペイン」
…これは原曲がアランフェス協奏曲の第2楽章

あの有名なメロディーですが、お箏と尺八、フラメンコギターという
珍しい組み合わせでしたが、まったく違和感はありませんでしたね。

熊本さんの尺八ソロも大変に素晴らしい感動がありました。
禅宗の虚無僧が伝えてきた普化宗のもので
今回の震災を受けた地域のお寺とも関係があるということで

長い管を使った演奏は、低い音色で…とても深遠で、遠くから吹き荒ぶ
風を想わせるようでした。そして、多くの人々の静かな祈りが
折り重なって聞こえてくるようでもありました。

お箏と尺八の二重奏では宮城道雄の「春の海」を披露してくれました。
すっかりお正月の定番ですが、本来はそういう曲ではないんですね。

道雄の幼い日の思い出で…そのころ彼は、まだ目が見えたそうですね。
だから、見た海の風景を思い浮かべながら作曲したというのですから
非常に強い想いが込められているようにも思えますね。

宮城道雄は邦楽の美しさを大切にしながらも、クラシックの和声や
構成力もしっかりと取り込んだ天才です。

そんな彼の傑作のひとつ「さくら変奏曲」を、今度はギターと箏で
細やかに…時に力強く…美しくデュエットしてくれました。
ギターと箏も非常によく融け合う音色ですね。

フラメンコギターのソロも、大熊さんはふだんあまりやらない曲に
敢えて挑戦ということでしたが、そんな感じはありません。
むしろ、親しみやすく、ギターの音色に心地良く酔っていました。

今回は、3人が次から次へと様々な組み合わせで
演奏したこともあって、バラエテイに富んでいて
大変に楽しい時間を過ごすことができましたね。

そう、そう!もうひとつだけ。
ioraのライブでOSOの2人が演奏した即興曲を
今回も聞かせてくれたのですが

とても自由で、悠然としていて、僕は大好きです!
どうか、こういった即興も これからどんどんやっていって
もらいたいと思いました。

そして、熊本文さんのお箏とOSOの3人での演奏も
またぜひ聞きたいものです。

もちろん、このトライシクルカフェで!

【2011/07/24 19:55】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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ざるにめろん伝説とは

実は、大学時代の友人が札幌でジャズ・バーをやっておりまして
ioraも2009年にライブをやらせていただいたことがあるのですが…

その旧友がお店のホームページ上で60〜70年代ロックを語るブログを
企画しまして、このたび 吾輩も参加することに致しました。

名づけて 「ざるにめろん伝説」

そのお店「BAR GERSHWIN」のホームページはこちら
http://bar-gershwin.com/

このガーシュインをクリックすると
「Back to 60's & 70's」 がありますね。

これをクリックしたページの一番下に僕のブログへのリンクが
  紹介されています。

【2011/07/03 23:38】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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失われゆく、ちひろの世界

下落合に借り暮らししているうちに
どうしても行きたいところがある。

それは、西武新宿線の上井草から歩いてほどないところにある
「いわさきちひろ美術館」である。

いわさきちひろの絵は、僕も妻も子供の頃、知らず知らずのうちに
絵本の挿絵を通じて、親しく接してきていた。

それは、ほのかに香る面影であり、
幼き日の夕陽の匂いであり、
親になってからは、赤ん坊を抱いた感触にも似た
たまらなく懐かしい記憶の表彰である。

しかし、わが息子たちになんども読んでやった絵本は
どちらかというと…

自分にとっても、新鮮で…新たな発見となるような
異文化である外国の絵本が中心であったような気がする。

今日、妻がポツンとこう言った。
「うちの子は、男の子だったから、あまり読まなかったのかなぁ」

それは、僕にとって、ショッキングな言葉だった。

たしかに、ちひろさんの絵は「女の子」の絵が主流で
男の子は、脇役か…母親から見た「幼児」としての男の子である。

そうだ!
うちの子は、どちらかと言うと インパクトの強い絵本や
カッコイイ主人公のものばかり追い求めていた。

たぶん、息子たちに いわさきちひろの話をしても
「そういえば見たことあるような気がするけど」
という程度だろう。

彼女の描いていたアンデルセンの童話なども
僕はあまり読んでやらなかった。

いわさきちひろの世界は、
あまりにも僕の幼い時代と重なっているために
僕は、無意識に避けていたのかもしれなかった。

そうだ…そうにちがいない。
なんでも過去を否定的にとらえ、自分ならこうしようと
息子たちには、自分の(当時)好きな絵本ばかりを…
当時の僕が、本屋で感激した、自分にとってピッカピカのものを
おみやげに買って帰ってきたような気がしてきた。

だから、どちらかと言えば、子供と読んだものは
日本の絵本より、外国のものばかりだったかもしれない。

そんなことを考えながら、ちひろさんの絵をじっくりと見て歩いた。

そのうち、60年代後半からの絵を見て
何やら、不思議な感動に揺さぶられた。

しだいに、空白が多くなり、色もこれ以上減らせないというほど
限定的になってきて、うすぼんやりとした…幽玄とでもいうような
なんとも美しい絵になっている!!

題材も、赤ん坊やほんとうに小さな子供たちの何気ない一瞬ばかりである。

小さな子供の仕草や表情をこれほど
淡々と…それでいて正確で細やかに描いた作品は
ちょっとほかには見られない!

最近では なんでも「かわいい」と言うけれど
このちひろさんの絵こそ「かわいい」のひとことに尽きる。

晩年になって、彼女は絵本の表現力を追求するようになり
言葉も自分で書くようになり
「戦下のなかの子どもたち」(1973年)のような
素晴らしい作品をつくっている。

僕が子供の頃がそのままモデルになっているような
子供たちの様々な姿の絵を見ているうちに
その後ろのほうで、着物に割烹着の母親が
ひっそりと佇んでいる絵を見つけた。

これは、まさに僕らの母の面影そのものだった。

いわさきちひろの絵本の世界は、
今では失われていく昔の親子の世界でもある。

【2011/07/03 18:42】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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くぐらせないで

踏切をくぐる人が多いと、書いたばかりですが
また!
昨日の朝、目を疑う光景を見てしまいました。

降りている遮断機を両手で持ち上げているおばあさまがいたのです!
まるで、重量挙げでもしているかのように
力いっぱい、バンザイするかのように…です

そして、その下を乳母車を押す若いお母さんと
さらに小さな3歳くらいの子も一緒でした…

白髪のおばあさまは、親子をくぐらせると、
ご自分も悠然とくぐって線路を渡りました。

もちろん、みんな無事ではありましたけれども
これでは この小さな子供は
「踏切って、くぐるもんだよね」と学習してしまったかもしれません。

自分は悪くない…悪いのは社会だ…ルールが間違っている…と
逆切れするモンスター・ペアレンツはこうして何気なく
生まれていくのかもしれません。

おばあさまと乳母車親子は、他人であったかのようで
渡り切ると、お互いに軽く会釈をして別な方向へ向かいました。

おばあさまは、ちょっと周囲の目が気になったのか
あたりをキョロキョロしておりました。

たしかに、赤ん坊を乳母車から降ろして、抱っこして
乳母車を持って、歩道橋を渡るのは、大変かもしれません。

しかし、たとえどんなに急いでいても
子供には「踏切はゆっくり待とうね」と言って
一緒に歌を歌ったり…

「ほら、電車が来るのを見よう!」と、巨大な車両を見せてあげたり
いくらでも子供と楽しむ時間は作れるはずです。

そうしたゆとりが、子どもにとっても
急ぐことはいいことじゃないんだという
心の教育になるんですけどね。

僕らは そうしてきましたけどね。

周が描いたパグのカレンダーの6月を
今、ちょうど見てみましたら
こう書いてありました。

「あわてても いいことなんて なんにもないよ」

…ま、相変わらずの 手前味噌の…親馬鹿ですが…

【2011/06/29 07:52】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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くぐるな

あさ 下落合から高田馬場駅まで歩いて行くと
必ず 踏切を渡らねばなりませぬ。

いくつかの踏切を見ながら、
グッド・タイミングを狙って渡るのですが
最後までチャンスがないときは

歩道橋をわたります。
当然でございますよね。

少しぐらい 余計に歩いたっていいんですよ。
むしろ、高いところから見える景色も愉快じゃありませぬか。。

ところが、降りている遮断機を くぐって行く人が
必ず 何人かいらっしゃるのでございます!

しかもですよ。。。これが、決まって女性なのであります!!

別に 女性差別をしているわけではございません。

かと言って、「勇気があって、さすがだ」と
褒めるわけにはまいりません!

当然でございましょう!!!

危ないに決まってるじゃないですかっ…[m:207]

まだ、大丈夫だからと、当のご本人は平気なんでしょうが
踏切事故は、ほんとに多発しているのですよ!!

年齢に関わらず、女性の「くぐりやさん」が多いのは
ほんとに驚きます。

少しぐらい遅くなったって、どぉーってことはないのですから
歩道橋を歩きませう。

そうなさいまし。

ダイエットにもなりますしね。

でも、せっかちな「くぐりやさん」は
こんな長い戯言を読みませんよね。

【2011/06/27 22:24】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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額紫陽花の散歩道

今日は、ひさしぶりに涼しくてしのぎやすかったですね。
お昼にワインを飲んだあと、ちょいと一眠り。。

それからコーヒーを飲んで、パグたちと散歩に出ました。
すわりんと、さわやかな風が僕らを追い越して
とてもいい気分にしてくれました。

もともと方向音痴なうえに、歩いていても空想癖が邪魔して
すぐにラビリンスで遊んでいる錯覚を楽しんでしまう僕は
妻の現実的なおしゃべりも上の空…

でも、額紫陽花がきれいだなーってことだけは
声を大にして言いたかったのです。

ほんとにガクアジサイって、イイなぁ!

でもね なんで、ガクアジサイなんて響きの悪い名前なんだろ?
ガクってのがいけませんねぇ。

ガクっとしますでしょ?
アジサイも味とサイが分離して聞こえるのがどうもね。

漢字にすると、読めやしませんよ。
額紫陽花は日本原産だといいますから
ヤマト言葉でやわらかい名前をつけてあげたいですね。

なんかこのへんの芝居小屋に来たことがある気がする…
妻が若い頃の幻影を追うように話していると
ウジンがかわいいウンチをしました。

もちろん、ちゃんと拾っておきましたよ。

考えるともなく歩いているうちに、晩ご飯の時間になりました。

夜はカレーとビール!
という妻の宣言でおなかがすいてきましたとさ。

【2011/06/26 23:29】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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マッサージ

6月は、ほんとに忙しかった

夜も十時までの残業になると、もうくたくた…
一日立っているうえに、右手ばかりを使う仕事なので
右手首、右肘、右肩、そして腰に来る! くるくる!! くるくるくる!!!

あんまり くるくるくるくるが続くと くるくるパアになってしまう!
ああ ついに朝起きると、腰が「いたたたたた〜」となってしまった

まずい! あの、ギックリ腰のときの感じが甦ってしまった!
今日は休んでる場合じゃないのだ!

そう思って、なんとか 
自分に「大丈夫だから、全然平気だよ」と語りかけながら
そおーと立って、ゆっくり動いた

21〜23日が最悪だった
痛い…が、忙しい…とにかく、手作業だから自分が動かないと進まない

仕事がピークを過ぎると、少し体も楽になったが
やっぱり腰は本調子じゃない

マッサージに行きたいが、残業だから行けない

ioraの沖縄ツアーでちょうど下落合にいるから
今日は、下落合の整骨院に行って来た

自宅の近くでも、一時期マッサージに通ったことがあったが
そのうち、しだいに行かなくなってしまっていた

「かなり猫背ですねえ」…たしかに
「固まってますよ」…だろーな
「痛いですか」…いたーい!

若い頃からスポーツ嫌いの運動不足
だから、筋肉がまったくできてない
だのに、結局肉体労働だから コリコリの爺になってしまった

ああ 少し楽になった…
もんで もんで もんで! 
…ずっとこのままでいたいくらい

できるだけ 通うことにしようっと

【2011/06/26 12:18】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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雨のまぼろし(第弐部)

後半は、ioraに伊藤大輔、平田まーがりん崇、宮本マーの3人が加わって
新曲「アマツバメ」から始まった。

5人はとても自由にやっているようだが…
躍動するリズムを体で感じながら…
互いに揺れるグルーヴを楽しんでいる。



桃の作りだす不可思議な歌の世界は、ひとりひとりの卓越したテクニックが泳ぐには
持って来いのラビリンスだ!

大輔のヴォイスは時としてパーカッション…
かと思えば、自在に操るアドリヴを披露する。

桃はカズーを使って、トランペットのようにも歌う!

愉快なバンドは、懐かしい「AAAO」へ突入する…
かつてioraがokuraだったころ、この曲はラストを飾るクライマックスだった。
しかし、進化したioraはずいぶんとボーカル変化させてきた。

大輔のヴォイスが遺憾なく力を発揮させているのが…
新しいバージョンの「青の羅針盤」だ。

CDではシンセの音で飾られていたサウンドは、より深いアコースティックな
風景に変わってきている…

3人の男たちが抜け、ヴァイオリンとチェロに交代。
ioraと共演するために作られた東京フィル首席によるユニット…Ballmoon

終電車に乗り遅れた苦い体験を歌った「星空のキャラバン」が
見事なストリングス・サウンドに乗って…ゴージャスな夢の旅へ向かう。

そして、周が19歳で作曲した初恋の歌…「ピアノ」
冒頭のコーラスは何度聞いても美しいが、ヴァイオリンとチェロが加わると
さらに輝いて聞こえる…!

変わって大熊功と熊本圭吾のユニット…OSOに伊藤アツ志が入ると
もう、すっかりスペインの風があたりを支配する。

まずは、周の最も激しい歌で、いつまでもこの時間が続いてほしいと願う…
「リズム」だ!

フラメンコ・ギターなしには始まらない曲となってしまったし
そこに尺八とダルブッカが違和感なく共存しているのが、ioraサウンドなのだ。



そして、周が歌う「旅人よ」がゆったりと大らかに呼びかける。

さぁ! 桃の桃らしいハイ・テクニックのボーカル世界を楽しもう!
世界で一番早く太陽の光を浴びる桃が歌いあげる「Rising Sun」

これで、今夜のライブは終わりとなって…全員が退場。

しかし、拍手は鳴りやまない!!
拍手はしだいに手拍子となって、だんだんと速くなり
アンコールが期待される。

Ballmoonがioraと一緒に現れ、新しい「まぼろし」が演奏された。
ioraのコーラスに、弦の和音が豊かに響き合う。

曲の終盤から、「雨の…」で始まる言葉が次々と歌われる。
そうだった! 最後はオープニングの「雨の」コーラスがリフレインして
やがて…静かにすべての終わりを告げるかのように消えた…

あぁ  ioraは見事に新しい世界を見せて…聞かせてくれた!
それらは、先月毎週のように聞かせてくれたライブとも違っていた。

いい意味で彼らは僕の予測を裏切って、すべての面で新たな切り口を見せてくれた。
ツアーをするたびに大きくたくましくなっていくiora
僕は次の旅を終えた彼らの姿に、早くも会いたくなってしまった!

【2011/06/15 23:57】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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雨のまぼろし(第壱部)

6月13日は周の誕生日。
この日に渋谷JZ Bratでレコ発ライブをやるとは…!
しかも、第2月曜ともなればけっこう忙しいのだ。

しかし、不思議なことに夕方までにはうまく終了できた。
これもioraのパワーか?

セルリアンタワーホテルのJZに到着すると
妻は、もう「まぼろしカクテル」を呑んでいた…!
そして、今夜のために用意された「ioraプレート」という料理も
ちゃーんと注文済み…さすが…である。

ステージのホリゾントに張り付けられた小さなイルミネーションが
場所によって不規則に点滅している。

青…緑…黄色…と、選ばれた配色のタテにつながる光たちは
まさに雨のしずくのように美しい。

その前に咲き誇る色とりどりのランプは、どれもが同じようで違っている。
柔らかな光を灯す姿は、可憐な花のようでもあり…
妖精たちの儚い夢のようでもある。



さぁ! BGMが変わった! いよいよ、始まるぞ!!
音は降りしきる雨音になり…その中をioraのふたりが登場する。

「雨の…」…と、雨にちなんだ言葉を次々とふたりはコーラスしていく。
言葉遊びのように…天から止め処なく降りてくる雨のように…
ふたりはささやくように歌う。

そのまま…途切れることなく、「十字峡」に入っていく。
…そうか!…奇跡のような十字にクロスする川を讃えたこの歌は
雨が集まってできた山から流れる川を歌ったものだから

雨のまぼろしを象徴するにはふさわしいのかもしれない。

ずいぶんと古くから歌ってきたioraのバラードだが
周のボーカルもずいぶんと落ち着いてきたものだと思う。
若い頃には、歌詞が重すぎるんじゃないかと思ったりもしたが
今では、ほんとうに等身大の歌になって来た。

さて、ここであらためてioraのご挨拶となり
カクテルの紹介となった。

試飲した周は、すっかりまったりとしてしまって…
桃に突っ込まれる!

「ここで弾くんじゃなかったの!!」
アスールはすでに旅立つ用意ができているのだ。

血相を変え、あわてて速いリズムを刻む周。
あたかも三つ子のラクダたちを追いたてるかのように…
弾き出された走るラクダたちにアスールは飛び乗り
桃は歌い始める…「アスールと三つ子のラクダ」を。

かつて、アスールと名付けられた「ありったけのひととき第3章」では
エレキ・ギターとベースがガッツリと唸っていたバンド編成で
この歌は歌われていたのだが

それを敢えてioraのふたりだけで歌いこなしてしまうのだから
大したものである。

しかも、決してバンド・サウンドに劣らないパワーだ。
声とギターだけで、これほど分厚いサウンドをやってのけるioraに
僕は嬉しくなってしまった。

つづく「Flama」では、桃がパルマ(手拍子)で周を煽り
周はギターのボディを叩きながら弾く。

文字通り聞く側の心のFlama(炎)はメラメラと燃え上がり
熱い思いは、次の「地図に無い国」へと向かう。

沖縄ツアー以来、桃はこの曲で
三板(サンバ)を打ち鳴らすのが定番となった。
そして、それが最初から意図されていたかのように錯覚してしまうほど
桃の打ち方はサマになっている!

この曲はどこまでも桃らしさにあふれた歌だ。
そして、最も桃らしい力強い曲が「夢の中のボニータ、黒い犬のペリータ」だ。

これを聞くのは久しぶりだ。
最初の愛犬「オゾン」をモデルにしたペリータは
この歌をCD化した後に亡くなった。

それにしても、この歌はほんとに難しい。
こうした難曲を作ってまで歌う桃には、心から拍手を贈りたい。
「ボニタボニタ…ペリタペリタ…」と早口言葉みたいに歌うところは
桃の真骨頂であり、もうひとつの「ブランコブランカ」でもある。

雨にちなんだ静かなバラードを期待した人には
ちょっと面食らうかもしれないが
これが「太陽の声」…桃なのだ!

ここで、今日は誕生日だと、周が話し始める。
そして、梅雨時に迎えた誕生日を思い出すと
子供のころは、いつも来るべき夏をわくわくと期待していたと
語りだした。

そんな気持ちを歌った周の新曲「夏を駆け抜ける子供達」
ターニャの曲のコード・ワークから作ったというメロディーは
紛れもない周の歌となっている。

つづいて、周の眠れぬ夜のバラード「どれだけ待てば」
ギター1本で、周独特の闇に悩む歌はかなり古くから歌ってきた。
僕には、彼といろいろ話してきたことが歌詞になっているので
とても懐かしく感じる。

最後に「渡り鳥」でふたりだけの演奏は終了。
この曲は、いつもなら大熊+熊本氏とのクアルテットが定番だが
それもioraは、予想を覆して最も古いふたりだけのバージョンで歌った。
しかし、決して古さを感じない。

いやぁ! 今回は音も実にのびやかで気持ち良い!
ioraがどれほど成長し、ボーカリストとしてのちからをつけてきたかが
これほど如実にわかるのも嬉しい。



休憩をはさんで…僕らは次なる驚きを待とう…

【2011/06/15 22:32】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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三輪車のあるおいしいライブ



ioraのライブで どうしても外せないのが
川越の「トライシクルカフェ」という素敵なお店。

川越は、江戸時代…川越藩という独立した藩だったから
その名残が残っていて、ちょっとした古い江戸の町を歩いた気分になる。
しかも、明治から昭和にかけての近代の洋館も共存しているから
なんともおもしろい街並みなんだ。

さて、トライシクル・カフェというのは
古い三輪車を集めた不思議なレストラン・カフェ。

屋根にも、店内の壁にも本物の古い三輪車が
まるで鳥みたいに ちょこりんとしがみついている光景は
めったに見られるもんじゃない!



しかも、それらは日米英の骨董であるらしい。
椅子なんかも英国の教会にあったものだというし
ほかにもいろいろアンティークな品々に出会える。

あ、そうそう! レトロじゃないんだよ。
レトロは古いデザインを借用して新しい時代に作られたもの。

だから、本物の古い時代のモノは、アンティーク…
これはフランス語で、骨董品って意味。
ちなみに、レトロは英語のレトロステクティヴからきた造語で
懐古的な…って意味らしいよ。

ぼくも、つい最近ラジオで大沢悠里が言ってたのを聞いて
知ったんだけどね(笑)

トライシクル・カフェは調度品が凝っているだけじゃないよ。
料理もお酒もこだわっている。

玄米に、豆腐や豆料理、地元川越の野菜を使ったヘルシーな料理。
これが健康志向というだけじゃない。
ほんとに味わいがあって、おいしいんだ!
梅酒が80種類もそろっているのには、ほんとに驚くね!
僕は梅酒が大好きなんだ。



今日は久しぶりの「OSO」と「iora」のクァルテットだ。
OSOはキャラバンではお馴染のフラメンコ・ギター・大熊功さんと
尺八・熊本圭吾さんのユニット。

まずは、「鳥の国、亀の国」からスタート!
osoの二人が楽しげに入ってくるのが実に愉快だ。
キャラバンでの演奏では、ヴァイオリンや様々な楽器が
この歌のバックを飾ってきたが、osoさんの響きには
とても新鮮な輝きを感じられる。



昨年一番演奏回数が多かったという「リズム」は
やはり大熊さんのギターがビシビシと刻みこんでくるからこそ
文字通り聞くほうのリズムも高まってくる!

この古いioraの曲も、いつの間にかスペイン・スタイルに
なってしまっていた。
しかし、フラメンコ風でありながらも…
尺八が負けず劣らず唸るような想いを吹きつけるので
不思議な無国籍サウンドに仕上がっている!

さて、次は桃が鳴らすインドのカンジーラという
小さなタンバリンに似た打楽器のリズムにのせて
周が歌う惨めな男心の「勿忘草」



この曲は、大熊さんのギターがなくてはならない色を出しているのだが
今回は、CDにはない熊本さんの尺八も、静かに彩りを添えてくれる。

つづく周の「十字峡」でも、osoの二人は遥か昔から
この曲を共演してきたかのような…そんな錯覚さえ感じるほど
違和感なくioraと一体となっている。。。

桃の鳴らすチャイムの音色が、熊本さんの吹く標準より長い尺八と
なんとも良い雰囲気を醸し出している…



iora&osoが、このメンバーでなきゃできない曲を…と言えば
かつて「ありったけ…」で披露したフラメンコの演奏だろう。

その中でも、今回はトルコの男女双子のユニットが歌っている曲を
久しぶりにやってくれた。(たしか、アスールでやった曲かな…)

耳コピーでクリアしたという曲で、歌詞の意味も不明だが、
やりたくなったらやっちゃうところがioraらしい。

前半は…「オーガ」でioraは盛り上がったところで退場し…
osoふたりだけの演奏がラストをしめくくった。

大熊さんのギターに始まり…やがてアルペジオにのって…
熊本さんが豊かに吹きあげるこのメロディーは…
どこかで聞いたと思ったら…



「アマリージョDVD」のメニューで流れるあの旋律…!

休憩をはさんで…

さてさて、気がつくと…梅酒のおかわりをダブルで3杯呑んで
いささかカメラのシャッターも押しすぎて…
曲順もわからなくなってきた(笑)

という言い訳もしつつ…

後半は、iora×osoスタイルの「エレンディラ」からスタート!
このスタイルによってCD「フラマ」では、
ioraのライブでの定番曲たちをアレンジし直したのだが
今年も6月の「まぼろし」では「ライジング・サン」などを
新しい編曲で発表するのだという。

その「ライジング・サン」を渋谷JZに先だって歌ってくれた。
これまた懐かしい曲でありながら、ぐんと輝きを増していることに
こちらも嬉しくなってくる!

桃のボーカルもほんとうに迫力満点だし
4人とも、実に爽快な表情で…楽しそうだ。



先週も聞いたばかりだが、「渡り鳥」も尺八が入ると
また微妙に表情が変わってくる。
大熊さんも先週とは違った趣きで弾いているように思える。

osoとくれば、やはり本格的なフラメンコも聞きたい!
そう思っていたら…やってくれました。



桃はパルマ(手拍子)…周はカンジーラでリズムをとり
osoのふたりによるフラメンコは、なんとも素晴らしい!

さらに、ioraのふたりだけで新曲も聞かせてくれた。
桃の作った「アマツバメ」という摩訶不思議で愉快な曲と
周が歌ったコード・チェンジの快い「夏を駆け抜ける少年たち」…

これらは、ふたりがいかに違っているかを表したような
好対照な楽曲たちだった。

さぁ…いよいよエンディングに近づいてきてしまった!
このクァルテットにしかできないサウンドで
「蒼き街ジョドプール」がたっぷりと楽しませてくれる!!

大熊さんの弾むようなギターに、絡みつくような熊本さんの尺八が
デュエットする!

桃の豊かな声も聞いていてほんとうに気持ち良いし…
周の刻むカッティングも全身でドライヴしている!



超満員となったお客様からは、熱いアンコールを期待する拍手が
手拍子となる!

今夜のアンコール曲は…
桃の三板(サンバ)がすっかりイタについた…
「地図にない国」だっ



トライシクル・カフェならではの、
ほんとにおいしい楽しいライブだった!!

この3週間…様々な組み合わせでミニありったけ…を
たっぷりと堪能できたのは心から幸せでした。

お店のみなさん…そして足を運んで下さったお客様にも
拍手をおくりたいと思います。

【2011/05/21 09:15】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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パライソはやっぱり天国だった!

今月は毎週ioraライブだっ

先週、杏奴ライブだったioraは今日…
5月15日(日)みずほ台多国籍料理
「パライソ」
でまたライブなのだっ。

これは行かねばなるまいっ。
なぜなら、パライソは料理がうまいからだっ。
なぜなら、大熊さんのギターも聞きたいし…
マーくんのベースも聞きたいからだっ

いや!
なんてったって…ioraを聞かねばいかんでしょうっ!!

いや、いや、どうしたって、今のioraは日々進化し続けているから
聞き逃すわけにはいかないのだっ!

今日は、どうしたってっ…とっとっとっ…
小さい「っ」を書かないわけにはいかんのだっ!!

まずは、早めに入って、パライソの料理を食べなくちゃっ…
メニューにまで、ioraおすすめと書いてある
「白身魚のカレー風味ヨーグルトがけ…ダヒマチュリ」を
まずはお召し上がれっ



まぁ、まぁ…料理もいいが…
ここはマスターが自分で作った映像もいいっ!

今回は、震災に関するメッセージ・フォトが胸を打つっ!
世界中から日本に向けて祈りを捧げているフォトに
じんわりと感動してしまう…

さて、ioraと大熊功さん…そしてベースのマー君という
今までにない組み合わせに期待が高まるっ

「鳥の国、亀の国」から1曲ごとにベースとフラメンコギターが
イントロ、間奏、そしてすきますきまにうまくはまってくるっ



さすが気の合うキャラバン・メンバーッ
熱い「リズム」では大熊さんのギターがクールに光るっ

かと思えば…「十字峡」では、マー君がベースでハーモニクス音を
美しく奏で…大熊さんもそれに応えるようにギターで呼応するっ

ioraたちも、このふたりが両側で支えていると
とても気持ちよさそうにゆとりを持って歌っているようだっ

「勿忘草」では、大熊さんのフラメンコギターがたっぷりと聞けたっ
いやぁ!なんとゴージャスなサウンドだろう!



「蒼き街ジョドプール」でもマー君が低域を優雅に歌えば
大熊さんも、ここぞとばかり生きのいいフレーズを投げ込むっ

あぁ! もう、気持ち良くって…曲順もわからなくなってきたっ
「渡り鳥」「雷鳥」のカップリングは、パライソならではの選曲!



マー君のあるべきベース・サウンドもひさしぶりなら…
大熊さんの待ってましたのギター・ソロも嬉しいっ

「エレンディラ」…そして、沖縄版三板(サンバ)入りの
「地図にない国」もこの4人では、さらにずっしりとグルーヴが熱いっ

ioraも今日はすごくのっているっ
曲間のおしゃべりも、いつになく愉しいっ
周がしゃべり過ぎるぐらいよくしゃべるっ
どうしたんだっていうくらいだっ

途中…ioraふたりだけで歌った「君と歩いた散歩道」も
オゾンのことを思い出させて…ちょっと…ぐっとなったね。



さらに、さらに、「フラマ」は、ほんとにひさしぶりだったが
進化したioraのふたりだけでも
ガッチリヒートアップしていることを
確かめることができたねっ。

「オーガ」も客席全員で叫んで楽しかったし…



えーっと…

そーだっ

アンコールは…

みんな戻る間もなく即座に「ブランコブランカ」っ!!!
やっぱり、これでしょっ!!



ioraとお客様とのコール&レスポンスで「タケテタケテ…」っ
いやぁ! みんなよく知ってくれてるよねっ!



嬉し楽しい時間のなんと短いことだろう!

「リズム」で歌っているように、この時間がずっと続いてくれたら
そう想わずにはいられなかったっー!

パライソは、やっぱり天国だったっ

いつもニコニコのマスターありがとう!
そして、大熊さん…マー君…ioraありがとう!

【2011/05/16 21:17】 未分類 | TRACKBACK(-) | COMMENT(-)
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